私は、住宅ローンを活用して、マイホームを取得することは、そのマイホームがリセールバリュー(再販価値)があることを前提ですが、人生のリスク軽減になると思っています。
マイホームは消費財ではありませんので、その価値が高いと資産になりますね。
住宅ローンを上回る資産価値があれば、リスクはかなり低い状態と言えるでしょう。
そして、大きいのは団信の存在です。
住宅ローンを借りる際には、フラット35を除いて、団体信用生命保険に加入しますので、もし万が一借主に不幸があったとき、住宅ローンをゼロにできる保険です。
万が一の場合、住居費という最も大きい支出を大きく軽減できるのは、残された家族にとっても金銭面のプラスは大きいものですね。
住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローンのように、金利上乗せなしで、全疾病保障がつく団体信用生命保険もありますので、住宅ローンメリットは大きいですね。住宅ローンを使うことがリスク低減に
これほど低金利で借りられるのは、住宅ローン金利以外にはないですからね。
住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローンで3,000万円の借入シミュレーションをしてみると、35年ローンで毎月返済額は約7.7万円となっています(金利0.44%で試算)。私も住宅ローンを活用しましたが、3LDKのマンションを借りるとなると家賃が15万円くらいにはなるところが、住宅ローン活用で修繕積立金や固定資産税を鑑みても10万円前後の負担と、賃貸で借りるよりも低い負担で済んでいます。
まさに、住宅ローンを活用したメリットと言えますね。
団体信用生命保険の落とし穴
団体信用生命保険は、夫が住宅ローンを組むことが多いと思いますが、夫に不幸があった場合は、住宅ローン残債がゼロとなるので、家計の不安はそれほど大きくありません。
夫婦共働きが増える中、夫の住宅ローンだけど、家計は夫婦で支えているという家庭も多いのではないでしょうか。
我が家もそうですが。
夫のみ住宅ローンを組んでいる場合、もし仮に、妻に不幸があった場合は、家計が窮するリスクもあります。
団信はあくまで、住宅ローンを借りている人に対する保険なので、借りていない人に対しては保険はないのです。
団信があるから安心・・・ではなく、夫婦で家計を支えている場合は、妻側の生命保険もしっかりと貼っておく必要がありますね。
保険や暮らしの見直しを無料で相談【アレコ】のように、オンライン相談もできる保険もあるので、保険加入については相談しておくのも一手です。遺族年金はあまり期待できないのは?
年金は、すごく複雑なのですが、詳細はほかに譲りますが、ざっくりというと、
- 夫が亡くなった場合の遺族年金は手厚い
- 妻が亡くなった場合の遺族年金はめっちゃ薄い
です。
つまり、妻の死亡時に遺族年金が少ないことは家計のリスクと言えるので、「夫側」ばかり充実していても、家計リスクのヘッジとしては十分とは言えません。
我が家の場合は、夫婦それぞれ死亡保険をかけて、どちらかに不幸があっても、金銭的リスクを軽減できる状態にしています。
人生100年時代の年金戦略は、めちゃくちゃ分かりやすい超おすすめ本ですので、読んでおくことをおすすめします。
P.163-170がこの遺族年金のことを具体的事例を踏まえて解説してくれています。
住宅ローンを使う選択肢
住宅ローンを活用することで、
- 低金利のレバレッジ戦略を使える
- 同レベルの物件を賃貸で借りるより住居費負担を軽減できる
- 住宅ローン減税メリットがある
- 団体信用生命保険によるメリットがある
注意点としては、
- 賃貸ほど簡単に引っ越しできないので、隣人リスクに注意
- 団信は借主だけなので、夫婦共働きの場合など、住宅ローンを借りていない側の不幸時の金銭リスクをカバーしておく
- 妻が亡くなった場合の遺族年金は夫が亡くなる場合と比較してかなり少ない
ですね。
分不相応な物件を買わない限りは、住宅ローンを活用することはメリットのほうが大きいと考えます。
子どもがいる家庭では、特に、家計のリスク軽減対策をしておく必要があるので、住宅ローン利用によるメリットは大きいものがあります。
住宅ローンを借りると返済をし続ける必要があるので、年収が減ったり、体を壊したりで、ローン返済が難しくなるリスクがあります。
このため、リセールバリューのある物件にしておくことは大事ですね。
住宅ローンを借りるリスクと、高齢になったときの住居費リスクをどう考えるかが大事だと思います。
いずれにしろ、100点の答えはありませんが、我が家は現役時代に住宅ローンを活用する選択肢を取りました。
今では、住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローンやイオン銀行のように、低金利の住宅ローンを使えるメリットは大きいですね。
保険も家族ができた場合は、加入を考えておく必要があるものです。
無駄に入り過ぎなのはもちろん良くないですが、金融資産が乏しい時ほど、保険加入のメリットはあります。
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