新型肺炎の影響で、社会がマイナスインパクトを受けており、株式市場も暴落しています。
私も保有株の多くは下げており、日に日にお金が減っている状況。
まだ、投資年数が浅いので、大きな暴落相場への対応は未経験。
こうした暴落相場でも、保有株を手放すべきか、持ち続けるかの判断が出てきます。
買い値から8%下がれば損切りすることも大事ですが、一時的なショックであれば、狼狽売りになりかねません。
機械的に8%損切りがいいのか悩むところもあります。
一方、ビジネス、業績が良く、配当金を出し続けることができるような銘柄であれば、嵐が過ぎ去るのを待つことも大事と考えます。
投資する銘柄の業績を改めて確認することの重要性
株価が下がってくると、株価だけを見がちになりますが、大事なことはその企業の業績であり、財産です。
株価が下がったから、すぐに業績に響くものではありません。
株価の暴落は恐いのですが、改めて、保有する銘柄の業績を見ておくことが大切ですね。
EPSやBPSをチェックしておく
1株当たりの純利益(EPS)や1株当たりの純資産(BPS)の推移を見ておくことは重視しています。
保有する銘柄であれば、KDDIを取り上げてみます。
BPSは通期予想はでませんので、グラフ上はゼロとなっていますが間違いではありません。
EPSが順調に伸びていることは、業績が好調な証拠です。
そして、BPSが順調に伸びているということは、会社の純資産が増えていることを意味しますので、強固な財務基盤の構築ができていることが分かりますね。
KDDIは、自己資本比率は50%を超えており、安心できる銘柄。
株価の下落がきついJR東海ですが、JR東海も長期にわたってEPSが増加しており、BPSはすさまじい上昇です。
これだけ豊富に純資産が貯まっている会社です。
私なら狼狽売りするようなことだけは避けたい銘柄と考えます。
もちろん、決算短信なり有価証券報告書なりで中身を見ておくことは重要である点は言わずもがなです。
キャッシュフローを見ておく
また、お金の流れを見ておくことはとても大事と考えています。
キャッシュフローの流れが悪いと、最悪の場合は、黒字倒産ということもあります。
KDDIは、営業キャッシュフローが毎年プラスで推移しており、営業キャッシュフローマージンは20%前後と極めて高いですね。
JR東海も、営業キャッシュフローマージンは非常に高く、安定した現金収入があることを示しています。
JR東海はそれ以上に投資するお金が出て行っていますが。
営業キャッシュフローがプラスで、フリーキャッシュフロー(営業CF-投資CF)がプラスがおおむね続くような会社は資金繰りに困ることはないでしょう。
リース会社や不動産会社のように、営業キャッシュフローがマイナスとなるビジネスモデルもあるので、ケースバイケースでの判断は大事です。
業績が安定、上昇している
EPSやBPSの上昇、キャッシュフローの源泉は、業績にありますので、業績が好調であることを見ておきます。
KDDIの業績は安定していますし、携帯料金収入という安定したストックビジネスです。
今回の新型肺炎の影響から、スマホを解約するか?と考えると、解約する人は少ないのではないでしょうか。
JR東海も業績は好調です。
こちらは、新型肺炎の影響で、旅行客や出張控えなどで影響は出てきます。
だからといって、新幹線がなくなることはなく、一時的なものと考えられます。
業績を見て狼狽売りはしない
改めて保有する銘柄の
- EPS
- BPS
- キャッシュフロー
- 売上・営業利益・経常利益・純利益
を確認すると、いまここで狼狽売りをするような判断は愚かであると思っています。
ストックビジネスの銘柄も多いので、それほど心配していません。
一方、スポーツイベント関連銘柄などは、大きな打撃を受けるのではないかと考え、さっさと手放したので大きなダメージを受けずに済みました。
最後に、配当金推移を見ておくことは重要です。
きちんと業績が伸び、配当金を増やしているような銘柄は、株主にとってメリットのある銘柄ですね。
自戒を込めて、今のような暴落相場では、業績を改めて確認し、株価だけを見て判断しないように、しっかりと保有株をグリップする。
配当収入を得られる卵を産む鶏を逃がさないようにしておきたい。
国内安定配当銘柄10銘柄、大型株から選びました。
平均増配率が25%以上と極めて高く、すごい業績の銘柄群です。
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