NYダウ今年最大の下げ幅を記録しました。
14日の米ニューヨーク株式市場は、景気後退への懸念が高まったことから、大企業で構成するダウ工業株平均が急落した。終値は前日比800・49ドル(3・05%)安い2万5479・42ドルで、今年最大の下げ幅となった。
米中貿易摩擦による世界経済への打撃が心配される中、中国やドイツで弱い経済指標の発表が相次いだ。これを受け、14日朝方の米債券市場では10年国債の利回りが急低下し、2年物を下回る場面があった。
通常、期間の長い金利は短い金利より高い。長短金利が逆転する「逆イールド」と呼ばれるこの現象は2007年以来で、過去の経験から景気後退の前兆との見方がある。投資家のリスク回避姿勢が一気に強まり、株式市場は全面安の展開となった。
引用-朝日新聞-
大暴落の前兆かと思うほどの下落で、一種の恐怖も出てきますね。
私自身、こうした暴落時のときに保有株を手放していいことは1度もなかったので、
- 静観する
- 買い増しする
これしか、しないように心に決めています。
長期投資を実践するために、保有株の保有理由を明確にしておくのが大切ですね。
慌てて損切りしないための心得
株価が下がると、いつまでも下がるような錯覚になりますね。
日経平均株価も下がりましたが、思ったより下げず。
毎年、右肩上がりに資産が増えていけば、続けるのは簡単ですが、実際はそんなことありえません。
現実は上がり下がりを繰り返しながら、資産は増えたり、減ったりを繰り返します。
また、上がり続ける株もなければ、下がり続ける株もありません。
よほどダメ株であれば下がり続けて上がることを知らないのもありますが。
株価は基本的に上げ下げを繰り返しまくっているわけですから。
私も何度か暴落時に売却した経験があるんですが、
なんであんな底で売ってしまったんだろう
という後悔しか残りませんでした。
そんな後悔と反省があったんですが、
- 含み損に耐えられない
- 投資対象・投資方針がブレブレ
という残念な人でした。
今は、配当金目的の投資で保有している銘柄ばっかりなので、
- 株の上げ下げはあると心得ている
- 含み損でも耐えられる銘柄のみ買っている
- 財務良好の銘柄のみ買っている
- 配当金目的の銘柄を保有(長期投資)
慌てて暴落時に売ってしまうということがなくなりました。
株価の暴落が来たとしても、倒産するわけでもないので、長く保有することができています。
ホントはうまいこと株価が上がったところで売り、下がったところで買いを繰り返す方が資産形成に良いわけですが、そんな都合よく、また、機動的にできないと思っています。
そんなわけで、
定期的にキャッシュインしてくれる配当金を長くもらえる投資
を続けているわけです。
含み損になっても配当収入があれば耐えられる
配当金は、金の卵を生み続けるにわとりのようなもので、株価の上下に関係なく、安定して入金してくれます。
株価は上下してくれますが、受け取った配当金は100%右肩上がりで増えていきます。
受け取った配当金を返せなんて言われないもんね
暴落時は売りたくなる気持ちにもなりますが、
将来の受け取る配当金を減らしてしまう
と思うと、全く売る気になれません。
まだまだ株式投資を始めて短いですが、辛抱強くなってきたように思います。
財務良好な銘柄を保有する
財務基盤がしっかりとしていれば、倒産リスクはほぼありません。
現金を稼ぐ力があり、それが継続され、配当金を出し続けている企業への投資中心です。
【高配当株の投資方針】
- 複利効果重視で、配当再投資による配当金増加をめざす
- 原則、配当利回り 3.5%以上(4%以上が望ましい)
- 割安な株 PER 15倍以下(もしくはPEGレシオ 1倍以下)
- 配当性向 50%以下
- 営業費用売上倍率(売上÷営業費用)=1.15倍以上
- 営業利益率 15%以上
- 営業キャッシュフローが安定して推移
- 営業キャッシュフローマージン 15%以上(営業CF÷売上高)
- EPSが毎年上昇している
- 自己資本比率 50%以上
- 増配銘柄 連続増配年数 5年以上
- 過去10年の間に減配なし
- 安定したビジネスモデル
参考記事 減配リスクを減らす5つのポイント
オススメ 配当再投資で報われる銘柄を選ぶ方法。
配当金を出す、増配する銘柄は分かりやすいですね。
稼いだお金を株主に還元し続ける現金創出力のある企業ということですから。
また、こうした銘柄を分散投資しておけば、個別株のリスクも軽減できますね。
私は、分散投資が不十分なので、ボチボチと分散させているところ。
これまで配当金の絶対額を増やし、毎年の投資資金を安定して確保すること(長期投資したいので)に主眼を置いてきたので、JTや通信株(NTTドコモ、KDDIなど)に集中投資をしてきました。
おかげで、配当金は年100万円以上(見込み)は、毎年確実に受け取れそうですので、安定した投資資金になってくれます。
暴落時に慌てて売らないようにしておこう
配当金投資がベストな投資手法ではありませんが、私のなかでは、長期投資できる手法となっています。
配当金投資のベストセラー本「株式投資の未来」のシーゲル先生は次のように述べています。
相場が下落する局面で、配当はとくに次の2つの役割で投資家に貢献する。
まず再投資を通じて保有株を余分に積み増せるので、これがポートフォリオの価値下落を受け止めるクッションとなる。
下落局面に再投資を通じて保有株を積みます配当の働きを、わたしは「下落相場の安全装置プロテクター」と呼んでいる。
しかも、買い増した株式は、相場がいったん回復すれば、下落に対するクッションどころではない役割を果たす。保有株数が増すほど、将来のリターンが加速するからだ。
つまり、配当再投資は、下落局面でプロテクターとなり、株価がいったん上昇に転じれば「リターンの加速装置(アクセル)」となる。
-引用-株式投資の未来 ジェレミー・シーゲル
年金資産を運用する市場のクジラGPIFが、次のように述べています。
インカムゲインは確実に得られる利益であり、景気変動の影響を受けにくい
管理運用法人の収益のうちインカムゲイン(利子・配当収入、13 ページ参照)は、資産の時価変動に関わらず安定的に一定の収益が見込めるものですが、キャッシュとして保有せず、自動的に再投資しています。
これは、長期投資家の場合には、インカムゲインをそのまま再投資に回した方が、長い期間で見れば大きな複利効果が得られるからです。
インカムゲインである配当金を増やししていくことで、
- 安定した収入源を作ることができる
- 配当再投資の株数増加で下落に対するクッションができる
- 毎年の投資資金が作れる
メリットが多いと感じています。
株価が下がっても、
○配当利回り5%の株を買えば、10年で元本40%を回収できる(税率20%)※配当維持された場合
○配当金の再投資で保有株数を増やすことができる(1.05^10=1.63倍に保有株増 →(1/1.63)-1=38%下落しても元本割れなし)
暴落したときこそ、高配当株を仕込むチャンスですね。
NYダウちゃんに比べて、思ったより日経平均株価は下げませんでした。
PBR1倍付近まで下がっていますし、さすがに売られ過ぎなのかも。
買い時到来?!(知らんけど)
これでも暴落しそうなときに売りたくなったら、
- 日中株価を見ない
- 株アプリの売りボタンを見ない
これ、最強ですww
配当金投資をしてキャッシュフローを手に入れ、長期投資を実践しよう。複利最高!
ではでは。
配当金投資のおすすめ本です。
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