たばこ株の下落が止まりませんね。
我が家もJTはじめ、米アルトリアグループ(MO)、英ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)を保有しているので、資産毀損が止まりません。
フィリップモリスインターナショナル(PM)だけは売却益だけもらって、今は保有していません(一番下落していないけど)。
シーゲル銘柄としても分社化前のPMは、最高のリターンを上げたとして有名ですが、最近はESG投資やたばこ人口への減少などで株価は下落傾向です。
たばこ株のパフォーマンス
米国株の代表指数であるS&P500に連動するブラックロックのIVVというETFがあります。
そのIVVとたばこ株のパフォーマンスを比較してみます。
2004年以降で見てみると、
アルトリアグループ(MO)圧倒的勝利
という結果でした。
米国のサイト「Portfolio Visualizer」を利用しています。
Portfolio1 IVV
Portfolio2 MO
こうしてみると、わたくし天井付近で買っておりますわね(汗)。
さておき、IVVは年率8.54%のリターンと好調だったわけですが、MOは年率13.9%と圧倒的なリターンだったのです。
ブリティッシュ・アメリカン・タバコのリターン
ブリティッシュ・アメリカン・タバコも加えてみました。
Portfolio1 IVV
Portfolio2 MO
Portfolio3 BTI
ブリティッシュ・アメリカン・タバコは、年率10.8%となっていますので、IVVよりも上回るリターンだったわけです。
年別のリターン
年ごとのリターンを見ていくと、2018年は厳しい1年だったというのが良く分かりますね。
Portfolio1 IVV
Portfolio2 MO
Portfolio3 BTI
ブリティッシュ・アメリカン・タバコなんて約50%も下落しております。
アルトリアグループ(MO)も約25%の下落とすさまじいですね。
我が家は、BTIはほとんど含み損はありませんが、アルトリアグループ(MO)は大きく下げています。
これだけ、大きな損失があったとしても、2004年以降の話になりますが、長期投資を実践していると市場平均よりも圧倒的なリターンを生んでくれたわけですね。
7%以上の高配当利回り
長期投資で見ていくと、たばこ株も捨てたもんじゃありませんね。
とはいえ、これからの10年、15年がそうとは限りません。
しかし、安定した配当金と高い配当利回りは、非常に魅力的になっています。
MOとBTIの配当利回りを見ておきましょう。
アルトリアグループ(MO)の配当利回り
配当利回り:7.66%
配当性向:84%
PER:12.76倍
連続増配年:50年
営業キャッシュフローマージン:33%(2018年)
配当落ち日:2019年9月13日
配当利回り7.66%と異常なまでの高さとも言えます。
現地課税10%があるので、税引き後は5.5%くらいです。
フィリップモリスインターナショナルとの合併話で一瞬爆上げしましたが、結局株価は下がっています。
40ドル割れも見えてきていますね。
60ドル付近で買っているワイって・・・。
ブリティッシュ・アメリカン・タバコの配当利回り
続いて、ブリティッシュ・アメリカン・タバコです。
配当利回り:7.36%
配当性向:70.3%
PER:11.17倍
営業キャッシュフローマージン:42%(2018年)
連続増配年:19年
こちらはADR銘柄であるため、現地課税が不要です。
税引き後の配当利回りは約5.8%くらいですね。
昨年末があほみたいに売られていましたので、年初来ではプラスリターンとなっています。
どちらも、これから5%以上の暴落がなければ、買ってもいいかなと思える株価まで落ちてきています。
MOとBTIへの投資方針
どちらの銘柄も、減配リスクが低く、安定配当株として持ち続けています。
これほど高い営業キャッシュフローマージンが続く限り、今後の配当金についても、それほど心配していませんので、保有方針です。
株価の下落は、確かに痛いです。
未来は分かりません。
ただし、過去にもタバコ株は訴訟等で難題をつきつけられてきましたが、それを乗り越え、そして配当を出し続けてきました。
配当金を株価下落時のプロテクターとなり、再投資によって株数の増加をもらたします。
Portfolio1 IVV
Portfolio2 MO
Portfolio3 BTI
2016年からで見ると、S&P500(IVV)は強いですね。
たばこ株は、今が底なのか、まだ底じゃないのかわかりません。
我が家は、たばこ株の比率が高いので、得られた配当金は別銘柄に振り向けていく方針です。
安定したキャッシュを生むキャッシュマシーンとしては、保有しておこうと思う銘柄です。毎年増配してくれるのも強いですね。
不動産に例えると、安定した家賃収入がある物件とも言えるので、資産価値の上下はそこまで気にせず、保有し続けたい。
ただ、定期的な売却は織り交ぜるべきだったなというのは反省点です。
配当金を増やすことに一定力を入れ過ぎた点は否めません。
配当金投資の反省点を次の記事でまとめているので、あわせてごらんください。
配当再投資でトータルリターンの実現をめざしていきます。
ではでは。
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