現金と投資の比率をどうすべきか?
悩みどころですね。
ふと、我が家の現金と投資比率はどうなっているんだろう?
他と比べて、合っているのかなというのを気になったので調べてみました。
多くの現金保有をすることがいいのか、どれだけ投資資金に振り向けていけばいいのか。
年代別の目安も示しています。
現金比率=年齢
現金比率と投資比率の割合は、実にシンプルです。
目安ではありますが、
というわけですね。
年齢別に見ていくと、当たり前ですが、若い人ほどに現金比率を小さくし、投資比率が高くなっています。
現金比率 | 投資比率 | |
20歳 | 20% | 80% |
30歳 | 30% | 70% |
40歳 | 40% | 60% |
50歳 | 50% | 50% |
60歳 | 60% | 40% |
あなたのポートフォリオはどのようになっていますでしょうか。
この機会に見比べてみてください。
我が家の現金:投資比率
ちなみに、我が家の世帯単位での現金比率と投資比率を見てみました。
現金:株式 = 71%:29%
となっていました。
2018年3月末時点では、
現金:株式 = 51%:49%
となっています。
現金比率がグッと減って、株式比率が上昇しています。
ちょっと現金比率が小さくなってきたので、不安の芽が出てきました。
私の年齢が37歳ですので、さきほどの現金比率=年齢の式にあてはめてみると、
現金:株式 = 37%:63% 公式にあてはめた場合
となっていますので、まだまだ株式などリスク資産を買ってもいいってことですね。
ところが、現金のうち生活資金や教育資金を除いて見てみます。
現金:株式 = 40%:60% 実態
ほぼほぼ公式通りの割合となり、これ以上の投資資金への振り分けは、リスクオーバーと考えられます。
【追記】
株式投資を進めており、比率が逆転しました。
現金:株式 = 33%:67%
年齢的には、ほぼほぼ公式に近いポートフォリオ配分となっています。
30代後半から40代前半の推奨ポートフォリオ
ちなみに、このポートフォリオになった理由を記しておきます。
約1年前に書いた30代のポートフォリオの記事において、「ランダム・ウォーカー」という投資本のバイブルみたいな分厚い本を紹介し、その本にある年代ごとの推奨ポートフォリオを書いています。
このときに、我が家はまだまだ株式資産に振り向けてもいいのではないか?ということをまとめていました。
「ランダム・ウォーカー」にある、私と同じ30代後半から40代前半は、株式65%、債券20%、不動産10%、現金5%というポートフォリオが推奨されていますね。
この推奨ポートフォリオにおいても、株式の割合は70%程度となっており、約1年かけて、投資資金を増やしています。
ほぼほぼ推奨ポートフォリオに近づいていますね。
30代であれば、金融資産の半分以上は投資資金に振り向け、将来のお金を増やす取り組みが重要だと感じます。
日本人の金融資産の割合
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」[二人以上世帯調査]によると、日本人の金融資産のうち、55%が預貯金など現金で保有しています。
株式や投資信託などの有価証券は、16%程度とかなり低いですね。
100万円あっても、16万円しか投資に回していないわけです。
30代で見ると現金比率が59%となっており、有価証券はわずか8.4%です。
年齢=現金比率と照らし合わせると、随分と寂しいものですね。
資料:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」[二人以上世帯調査](2016年/平成28年)ちなみにこの推移は、過去10年で見ていくとほとんど変わっていません。
政府が声高に、「貯金から投資へ」と叫び続けて、NISAやiDeCoなどの恵まれた制度ができているにもかかわらず、ほとんど変わっていない状況が見て取れます。
現金でもつことがもったいなく感じる
一定の現金を残しておけば、それ以上の現金を持つことがもったいなく感じます。
今の日本の銀行預金金利は、極めて低く、何も生まないからです。強いていえば、現金があるという安心感だけでしょうか。
年齢=現金比率の公式も参考になりますが、もちろんのこと、万人に参考になる公式ではありません。
最低でも6か月分の生活費は現金で保有しておくべきだと考えます。
また、それに加えて、将来のライフイベントに備えた、現金は持っておくべきです。
例えば、30代になると結婚する人が増え、子どもを持ち、マイホームを購入する世帯も増えてきます。
そうしたときには、現金が必要になるので、やみくもに投資資金に振り向けるべきではありませんね。
現金比率が高すぎると、機会損失が発生することになりますが、本来必要な現金にまで投資に振り向けるべきではないのです。
コツコツと積立投資はしておく
生活費6か月程度の現金をプールしておけば、あとはライフイベントを見据えながら、積立貯金の一部を投資に回すことが大事ですね。
投資するタイミングを分散しながら、コツコツと投資資金を増やしていくことが大事です。
一気にお金を増やそうとすると、それだけリスクを高めることになりますからね。
過去10年、積立投資をしていれば、2倍以上にお金が増えています。
参考 過去10年間、積立投資をしていたらどれだけ増えた?&楽天・SBIで積立投資の注文方法
我が家は、ひふみ投信やセゾン投信など投資信託への積立投資をしながら、現金収入を増やすため配当金投資に力を入れています。
どんな投資方法がいいかは、それぞれによりますが、まずは少額でも始めることが大事です。
給料の頭打ち、手取りが減っているので、預貯金など現金だけではなく、お金を増やす取組みが欠かせませんね。
- ひふみ投信
- セゾン資産形成の達人ファンド
- SBI 中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ(愛称:jrevive)(SBI証券 )
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配当金投資は、米国株などを購入しているので、SBI証券 を利用しています。
楽天証券と並んで、使いやすい証券会社です。ではでは。
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