10年物国債の金利がマイナス金利圏で推移しています。
日銀にお金を預けると、利息が取られてしまう状態です。
住宅ローンの固定金利は「10年物国債利回り(市場で決まる)」に連動し、変動金利は「短期プライムレート(日銀の判断で動かせる)」連動します。
固定金利は、借りている期間、変動金利の上昇リスクを排除することができるというメリットがあります。
マイナス金利の今は、固定金利に借り換えるチャンスの時期ともいえますね。
マイナス金利になると固定金利も下がる
ほんの10年ほど前は、10年物国債利回りは1.5%程度ありましたが、今では0%を下回るマイナス金利になることもあります。
金利低下により、お金を借りやすい状況にあるということです(商売をされている方にとって借入のリスクを軽減できます)。
この10年物国債利回りは、住宅ローンの「固定金利」に影響を与えます。
単純に言えば、国債利回りが上がれば、住宅ローンの金利も上がります。
逆に、国債利回りが下がれば、住宅ローンの金利も下がります。
フラット35の金利推移
固定金利の代表格であるフラット35の金利推移です。
我が家は2014年にフラット35Sを借入しましたが、1.37%(団信なし)という金利であるため、今から見ると高い金利ですね。
当時も、「今が金利推移で最も低いです!」営業マンが言っていましたが、その後も下がり続けています。
フラット35は、全期間固定金利というメリットがあります。
日銀のマイナス金利導入後により下がりました。
こうした現状を踏まえると、すでに住宅ローンを借りている場合、金利上昇リスクを排除する、固定金利への借り換えが資金計画に安定性をもたらします。
この機会に、借換えも検討しておくのが良いでしょう。
借換えシミュレーション(フラット35へ)
実際に借換えシミュレーションをしてみました。
フラット35では、 ARUHI(アルヒ) が取扱ナンバ―ワンです。
フラット35からフラット35への借り換えもできます。
2009年頃のフラット35は3.00%くらいでしたので、3.05%と設定してみます。
借換えによると2019年3月金利では、 ARUHI(アルヒ) では0.94%となんと1%を切っています。
残りの借入期間が15年、残債が1,500万円とした場合の借り換えシミュレーションは次のようになります。
毎月の返済額は14,700円も下がり、年間の返済額は176,000円も下がります。
借換え費用を踏まえても200万円以上お得になる計算です。
借換え前の金利が高いほど、面倒くさがらずに借換えを検討したほうがいいですね。
借換えシミュレーション(10年固定へ)
もう一つ借換えのシミュレーションをしてみましょう。
10年固定金利ではさらに低いです。
三菱UFJ銀行(借換え) では、2019年3月の10年固定金利は0.69%と驚異の低金利ですね。10年後は、1.69%となります。
最新金利 → 0.74%(2021年5月適用金利)
毎月の返済額は16,200円も下がり、年間の返済額は194,000円も下がります。
借換え費用を踏まえても、こちらも200万円以上お得になる計算です。
10年固定金利が終わったあとは、金利は高いですが、残債期間が短い場合、10年固定金利は選択肢に入ってきます。
フラット35との差額分を繰上返済するなどをすれば、10年固定金利が終わった後のリスクを軽減できますね。
10年以上前に住宅ローンを借りているなら借換えの検討を
長期国債がマイナス金利になっていることで、住宅ローンの固定金利の魅力が上がっています。
将来の金利上昇はどうなるか分かりませんが、政府は10年後の金利は今の10倍以上を予想していますし、これから金利が下がるというよりは、上がる可能性のほうが高いのではないでしょうか。
- 借入金利差が1%以上ある
- 残債期間が10年以上ある
- 残債が1,000万円以上ある
借換えによって、月々の負担が減り、使えるお金を増やせるかもしれません。
金利が低下しているときだからこそ、固定金利への借り換えを検討してみましょう。
フラット35であれば、ARUHIがおすすめですね。
アルヒ・フラット35の詳細はこちらまた、10年固定金利であれば、休日でも住宅ローン相談会を実施していますし、住宅ローン取扱金額がナンバーワンの三菱UFJ銀行で事前審査を受けてみましょう。
三菱UFJ銀行の住宅ローン詳細はこちらではでは。
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