配当利回り20%の商品があります。
もし、こんな情報が入ってきたら、即座に逃げて近づくべきではありません。
高い利回りは魅力的ですが、往々にしてリスクも高いのが世の常です。そして、ありえないような利回りの商品があれば、間違いなく詐欺です。
私もそう思っていました。
ただ、世の中には詐欺ではない、超高配当株も存在します。
ただし、誰にでも手に入れるものではありません。
増配力の高い銘柄の強み
私は、株式投資をしており、安定した配当収入も重視しています。
投資をした当初は高配当株に魅力を感じていましたが、色々と経験していくうえで、高配当株よりも業績が好調で、配当を増やしていく増配銘柄を重視するようになっています。
冒頭に話をした「利回り20%」の金融商品。
誰にでも手に入れることができるものではありませんが、存在するんです。
配当利回り20%も超えるKDDI
KDDIもその一つです。
KDDIと言えば、株式投資をしているのであれば、だれもが知っている会社と言えるでしょう。
KDDIは、19期連続で増配を続けている会社です。
もし、時計の針を19期前に戻して、KDDIに投資した場合です。
2002年3月、KDDIの株価は575円。配当利回りは驚くべきことにわずか0.5%でした。
今でこそ高配当のKDDIですが、当時は配当目当てでKDDIの株を買う人は皆無だったことでしょう。
安定した携帯電話事業を武器に同社は業績拡大を続け、それに応じて配当を増やしてきました。
もし、ずっと今も持ち続けていれば、
取得ベースでの配当利回りは20%
を超えるようになっています。
19年持ち続けること、その銘柄が増配を続けていることによるものですので、誰にでも手に入る利回りではありません。
19年前に戻って、今のKDDIを想像できた方はだれもいないでしょう。
しかし、事業の成長と増配が続けるような銘柄を持つことができれば、かなり最高な状態ですね。
大型株のKDDIでさえ株価は5倍以上に増えているわけですから、莫大な含み益と高配当を実現できているわけです。
これが増配株の魅力ですね。
KDDIの場合、19年の平均増配率は23%ですから、毎年2割以上配当が増えている計算です。すごいですね。
国内の連続増配銘柄
KDDIは19期連続で増配をしていますが、最も長く続けているのは花王の31期です。
花王、すごいですね。
花王を知らない人はいないと思いますが、増配を続けている銘柄は、業績が良く、安定したビジネスモデルと株主還元への意識が高い銘柄と言えます。
コロナ禍で減配に転じた銘柄や増配がストップした銘柄もありますが、コロナ禍でも増配を続けている銘柄は注目と言えますね。
将来の高配当になるか
増配年がシングルで、将来の高配当株候補を考えてみました。
7164 全国保証
全国保証は、住宅ローンの保証債務を手掛ける会社です。
8期連続で増配を続けています。
配当性向はまだ30%程度で十分な増配余力を残している点、中期経営計画では22年度に1株144円まで引き上げる方針を打ち出しています。
まだまだ増配が期待できる銘柄と考えられますね。
営業利益率70%と超がつく高収益企業であり、収益力もめちゃくちゃ高い会社です。
6196 ストライク
手放してしまったことをやや後悔していますが、M&Aを手掛けるストライクも増配株として注目です。
中小企業の再編を菅総理は発言していますので、M&A関連企業も注目です。
ストライクは、4期連続で増配を続けながら、配当性向はわずか20%です。
平均増配率は44%にもなっており、20年8月期も上方修正、大幅増配を発表したところ。
3969 エイトレッド
エイトレッドは、ワークフローシステムを手掛ける高収益企業です。
ストックビジネス銘柄として着目し、保有しています。
4期連続で増配を続けながら、配当性向は30%台と低いですね。
株価も堅調ですが、Saas銘柄として、また、企業のペーパーレス化、デジタル化関連企業としても注目です。
6062 チャームケアコーポレーション
チャームケアコーポレーションは、老人ホームを運営する会社です。
5期連続で増配を続けていますが、配当性向はわずか19%。
業績も好調ですので、今後も増配が期待できる銘柄と考えます。
また、平均増配率が30%以上とかなり高いので、増配力も期待できる銘柄ですね。
6035 IRジャパン
IR・SR(株主関連)の専門会社であるアイ・アールジャパンHDです。
今期(21年3月期)は、配当予想は据え置きですが、恐らく増配修正をするでしょう。
5期連続で増配を続けていますので、記録を伸ばしてくれるものと見ています。
配当性向はやや高いですが、業績の伸びがすさまじいですので、株主還元を積極的にしていますね。
平均増配率67%はすごい高さですね。
増配力の高い銘柄の長期保有で高配当株に
さて、まとめです。
今の高配当株を投資するより、未来への高配当株に投資するほうがリスクは低めだと考えます。
もちろん、未来のことはだれにも分かりませんので、増配銘柄も増配が続くかどうかは分かりません。
所詮、たらればかもしれません。
しかし、業績が好調で、四半期ごとに業績をチェックし、順調であれば、自信をもって保有し続けることができるのではないでしょうか。
増配力は、業績好調の証でもあります。
増配年がシングルの銘柄は、特に注目かもしれませんね。
今日、チェックした5銘柄はほんの一握り。まだまだ優良株があります。
取り上げた5銘柄はかなり良い銘柄と考えて、一部保有しています。
「増配」の力をぜひ知っておいてくださいね。
ではでは。
将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は欠かせません。
資産運用の代表的なツールが「株式投資」。
株式投資では、ある程度の資金が必要ですが、何事も「小さく始めること」が大事です。
少額でも投資する良い方法があります。
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