今はもうジュニアNISAが終わってしまったので、子名義で証券口座を開く人は減っているかもしれませんが、証券会社によってはSBI証券など子名義でも証券口座を開設することは可能です。
我が家はジュニアNISAを使っていたので、子名義でも証券口座を作っています。
その目的は、教育費を作っていくのに、学資保険を活用するよりも、有利ではないかと考えていたからです。
今は少し金利も上がってきましたが、約10年前は異次元緩和真っ最中であり、凄まじい低金利でしたので、学資保険でお金を殖やすメリットはかなり乏しかったのが現状です。
教育費のピークは多くの場合、大学入学時と考えられますので、200~300万円は持っておきたいところでしょう。この先学費が上がってくる可能性は言うまでもありませんが。
我が家の場合で見ると、10歳と6歳の子どもがいるわけですが、証券口座には株高の影響もあって1000万円を超えている状況です。
現時点では、学資保険ではなく投資に振り切って良かったなという思いですが、子名義の証券口座の投資資金。
果たして使い方の最適解は何なんのか。考えてみました。
子ども名義でする投資資金の使い方
もともとジュニアNISAで運用していたので、子どもが18歳になるまでは原則引き出しは不可能であり、自由に使えるお金ではありません。
とはいえ、あと10年から15年ほど18歳になるまでに時間があるので、さらに資産は膨らむだろうと予想しています。
私のような一般人にとって、投資するのにもっとも強力な武器のひとつが時間軸を長く持てることです。
相場に一喜一憂することなく、腰を据えて淡々と積立できるのが強みですね。
教育費として考える
使い方の候補として、当初の目的とおり、教育費として使う、です。
教育費として使うタイミングのときに下落相場になっていないことを祈るばかりですが、学資保険の代わりに実行しているものなので、教育費として使うのが最適解のひとつとして考えます。
教育費、高いですよね。
この教育費の高さが少子化の原因のひとつ・・・と考えざるを得ないくらい高いです。
すでに1000万円以上積み上げていますので、教育費対策としては十分かなと思っています。
価格変動というリスク要因はありますが、長い時間軸をもって取り組める積立投資は、教育費の積立と相性がいいように思います。
小学校から私立とか考えない場合であれば、中学から私立でも生まれてから12年もの時間がありますので、投資効果が出るのに十分な時間を取ることができます。
子どもの人生のグレードアップに
一方、教育費として使うのが最適解と思いつつも、仮に毎年度のキャッシュフローで教育費を捻出できれば、そのまま積立を継続してしかるべきときに渡す、というのもアリかなと最近思い始めています。
相続時に渡すというのが一般的でしょうが、子どもが50歳とか60歳とかのときに、相続資金が入ってきても、
お金から経験を引き出す時期としてはかなり遅い
ため、お金が生む力を十分に引き出せないように思います。
できれば、30代くらいにある程度のまとまった資金を渡せるのが、ベスト。
結婚、家購入などを想定できる時期に渡せれば、子どもの人生のグレードアップにたぶんに貢献できますし、お金から引きだせる力を大きくできるのではと考えています。
そうなると18歳で使うと思っていたのが、30歳とすれば12年間もの長い時間軸を設定できることになるので、更なる資産形成につなげることができます。
人口減少が加速化する中で、今よりも厳しい時代になることが想定されるので、こうした複利運用による資産の力に頼ったほうがいい、頼らざるを得ないといったところでしょうか。
将来の投資の勉強材料
子名義の証券口座を持つことは、投資の勉強にも役立ちます。
まだ、興味を持っていないですが、もう少し立てば、株主優待が届いていることや配当金、どんな企業がどんな事業をしているのかなども興味が出てくれば嬉しい限りです。
相続よりも効果は高い
さて、まとめです。
子ども名義で作った証券口座の資産。
どう使うのが最適解か。
- 教育費として使う
- お金の力を最大限に引き出せる年齢のときに渡す
教育費として使うのが一般的で有効ですが、もしその時期に使わなくてもいい環境であれば30歳で渡すというのを目標にしたいと思います。
そうすれば20年ほど積立期間が増えますので、更に大きく増やせていることでしょう。
我が家が実践しているのは、簡単なことです。
シンプルイズベストですね。
- 毎月S&P500のインデックスファンドに投資する
- 高配当株に投資する(三菱UFJフィナンシャルグループ、NTTなど)
高配当株に投資をしているのは、配当金収入があるので、その資金で積立資金をねん出できるというオートモードの投資環境が作れるからです。
子どもの金融教育、教育費、資産運用、解はひとつではありませんが、30歳代で渡すというのは相続時期(50から60歳)よりもはるかにお金の力を引き出せるタイミングとして考えれそうです。
では。
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