農業機械の国内トップ企業で、世界3位のメーカー、クボタ(6326)。
女優・長澤まさみさんがCMに出ていますね「クボタ!」と叫ぶシーンが印象的です。
超優良企業ですが、コロナショックの影響で世界景気の冷え込み券からもあり、株価が下がっており投資妙味が出ているように思います。
クボタの業績や配当金推移、株主優待についてまとめてみました。
農機具トップメーカーの久保田
クボタは、農業ソリューションをメインに展開している会社です。
農業メーカーでは国内トップ、世界シェア3位。
このほかにも、
- トラクタ・小型産業用エンジンは世界トップクラス
- ミニバックホー販売台数は世界トップ
- ミニショベルは世界トップ
など、なくてはならないメーカーです。
クボタの業績推移
2015年に3月期から12月期決算に変更しているので、途中9ヵ月の変則決算となっていますが、安定して業績は伸びていますね。
セグメントで見てみると、農業機械(トラクタ、田植え機など)の機械の売上が80%を超えています。
水環境ソリューション(鉄管、バルブなど)も手掛けていますので、私たちのライフラインを支えてくれています。
クボタの配当金推移
20年12月期は配当予想が出されていませんが、四季報予想では36円~38円となっていましたので、36円でグラフは作成しています。
配当金も安定して推移しており、2010年以降で見ると、減配をしていません。
配当性向で見てみると、30%程度で推移しており、十分な配当維持力がありますね。
今期の業績は、新型コロナウイルスという未曽有の世界的な危機がありますので、分かりませんが、平時であれば減配リスクの低い銘柄と言えるのではないでしょうか。
株価が下落していますので、配当利回りも上がっています。
安定配当株としても、魅力的ですが、配当利回りは3%程度となっています。
高配当ではないですので、配当金だけの目的投資ではやや魅力に欠けますね。
クボタの株主優待
クボタは株主優待を実施していませんが、20年12月期は、130周年ということもあり、記念優待があります。
優待月は6月となります。12月ではありません。
優待の内容は、「3,000円相当の新潟県産米および玄米パスタ」となっており、
優待利回りは、2.36%程度となりますね。非常に高い優待利回りです。
クボタのキャッシュフロー
キャッシュフローについても見ておきます。
重要なのは、青色グラフの営業キャッシュフローがプラスで推移しているか?ですが、クボタは問題ないですね。
営業キャッシュフローはばらつきありますが、概ねプラスで推移し、現金等も安定して増えています。
クボタの株価・株式指標
最後に、クボタの株価や指標面を見ておきます。
株価ですが、コロナショックで大きく下げており、戻り切っていません。
世界中で展開しているクボタですが、北米はコロナの影響が大きい国ですし、そうした影響もあるのかもしれません。
株価は戻り切っていない点では、投資しやすい株価水準とも感じますね。
指標面では、PER10倍、PBR1.15倍と割高とはいえない水準です。
6326 クボタの株式指標 | |
株価 | 1,266円(R2.4.24) 最新の株価はこちら |
PER(予) | 10.41 |
PBR(実) | 1.15 |
ミックス係数 | 11.99 |
配当利回り(予) | 2.8% |
配当性向(予) | 29.6% |
増配率(3期平均) | 6.3% |
営業利益率(予) | 10.5% |
ROE(実) | 10.7% |
ROA(実) | 4.9% |
今期に限れば、優待もありますので、総合利回り5%を超える銘柄です。
PERとPBRのこれまでの推移です(過去2年)。
株価が下がっているので投資チャンスと言える水準とも考えられますね。
クボタは農業分野のキープレーヤー
クボタは、農機具トップメーカーであり、農業分野で欠かせない存在です。
政府は農林水産物・食品の輸出額を伸ばそうと計画しています。
やや足踏み状態ですが、農業ビジネスのキープレイヤーであることは間違いないですね。
自動運転のトラクターなども研究していますので、農業人口が高齢化・減少していくなか、クボタには期待していきたいですね。
以上、クボタのご紹介でした。
クボタの記念株主優待が欲しいw
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