「子ども2人を育てるシミュレーションを実施すると年間最大300万円赤字のときも。」の記事でライフプランシミュレーションを実施しました。
このときは、世帯年収800万円で給料がほとんど上がらないと想定して、やや大ざっぱにシミュレーションを実施していました。
これでは、我が家が2人目を考える際に参考になりにくいと思ったので、再度、シミュレーションをしてみることに。
このシミュレーションは、あくまでシミュレーションですし、実際そのように人生が動いていくわけではありませんよね。
途中でママが退職、あるいは、パパが退職するという想定外のこともあるわけです。
そのようなことがないという前提ですが、『いつ』『何に』『どのくらいのお金がいるか』を把握して、それに備える行動の『気づき』を得るためにするものです。
ライフプランシミュレーションを実施
今回、設定したライフプランシミュレーションの前提条件はこのように設定しました。
直近の年収や過去の年収増加率を参考に設定しています。
パパ 年収600万円(年収増加率3%)
ママ 年収250万円(年収増加率1%)
パパ 退職金2,000万円、ママ800万円
子ども 1歳から保育園、大学以外は公立、大学は私立文系×2人
貯金 1,500万円でスタート
◎旅行・趣味など 年60万円/毎年
◎車 なし
また、今回は4つのライフプランシミュレーションを利用してみました。
完全に前提条件を一致させるのは難しかったのですが、できるだけ近い状態で実施。
60歳(約6,000万円貯金)金融庁 ライフプランシミュレーション
金融庁のライフプランシミュレーションは、3分くらいでできる超簡単シミュレーションです。質問に答えていくだけなので、とにかく時間がない方にもサクッと利用しやすいです。
これは、前提条件を投入しない(できない)でシミュレーションを実施。
すぐにグラフ化をしてくれるので、視覚的にパパッと把握することができます。
ただ、具体的な数値は分からないですが、目安として利用するのはいいですね。これだと、60歳時点では、貯金が6000万円(+約4,500万円)となっています。
年間約180万円(4500万円÷24年間)の貯金が継続出来ているという計算ですので、教育費ピークである子どもが大学生4年間(×2)を乗り越えることができれば、現実味はありそうですね。
Pickup! 金融庁 ライフプランシミュレーション
60歳(約6,000万円貯金)スルガ銀行 ライフプランシミュレーション
Excelにも貼り付けができて、自在に使いやすい「スルガ銀行 ライフプランシミュレーション」。「子ども2人を育てるシミュレーションを実施すると年間最大300万円赤字のときも。」でも使用しました。
このツールでも、退職時には約6,000万円の貯金がある計算。ただし、退職金が2800万円(パパ2000万円+ママ800万円)込みですので、実質は3200万円(+1700万円)となっています。
1700万円÷24年=年間貯金はわずか70万円(平均)となっており、たいして貯金ができないことが分かりました。
Excelに収支表を落とせることができるので、グラフ化してみると子どもが小さいときなどは赤字ですね。年間貯金が100万円を超えることがないというのも結構危機的な状況。
なにかあれば、満足に貯金ができないことが分かりました。むむむ。
また、これは、ママの産休・育休の場合は収入が5割くらい減りますがそれが反映されていないので、現実はもっと厳しいですね。
Pickup! スルガ銀行 ライフプランシミュレーション
資産1億円?! 住宅金融支援機構 ライフプランシミュレーション
あと2つ、シミュレーションツールを使ってみます。もう少しお付き合いください。
フラット35を提供している住宅金融支援機構のツールを利用してみました。ちょっと設定が面倒です。
これによると、退職時に1億円超え!?
えっ!ホント!?
ビックリするような結果でした。
1億円から退職金を除くと、7200万円(+5700万円)となっており、年間平均約237万円の貯金ができている計算です。
過去の貯金額の推移を踏まえると、237万円という貯金額は非現実的な金額ではないのですが、それがずっと続くかというとちょっと疑問です。
Pickup! 住宅金融支援機構 ライフプランシミュレーション
こちらも資産1億円!? シミュライズ (日経styleで利用されています)
日経新聞の特集であるNIKKEI STYLEの「世帯年収900万円夫婦の子育て 何人までなら大丈夫?」で知ったのですが、シミュライズというシミュレーションツールがあります。
これは、かなり詳細に設定をすることができるので、やっているとあっという間に時間が過ぎてしまいます。
なので、時間がある方向けだと思います。
こちらも定年時に資産1億円というビックリするような数字が出てきました。ホントかな・・・。
Pickup! シミュライズ (日経styleで利用されています)
めざせ1億円!
定年時に1億円というとんでもない構想ではありますが、年間約220万円の貯金を24年間継続することができれば、達成できる可能性がありそうです。
ただ、ライフスタイルの変化、収入の変化、24年間このまま過ごせるとは思っていないので、かなり高い目標であると思います。
共働きでなくなったら、さらに厳しい現実が待っています。
現実的には、シミュレーション2つ目のスルガ銀行 ライフプランシミュレーションで実施したように年間貯金70万円~100万円で、定年時に退職金込みで6,000万円というのが現実路線でしょう。
でも、それで終わりたくない!!
1億円達成に必要な「年間+100万円貯金」。
月額8.3万円というかなり高い貯金額が必要ですが、収入を増やす以外には達成できそうにもありません。
目標は高いほうが人生はおもしろい。
と、1億円という数字ではなく、子ども2人を育てていくのに、過度なお金の不安を持たなくても日々頑張ればいいのかな?というのが今回のシミュレーションの趣旨でしたw
(ちなみに、2人目の予定はまだありません)→生まれる予定ができました!
気にしすぎてもよくないですので、きちんと毎年貯金を積み重ねていきたい。
ではでは。
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