こだわっているわけではないですが、毎月株主優待があるとちょっぴり嬉しいものです。
3月権利日銘柄が多いので、どうしても3月権利日の銘柄に集中してしまいますが、11月権利日の株主優待銘柄も魅力的なものがありますね。
優待がきっかけでも、結果的に含み益が伸びて、配当収入が増えていくことも多々ありますので、見逃せないですね。
11月の権利日は次のようになっています。
【2022年11月の権利確定日】
- 11月末日が権利確定日の権利付き最終日は11月28日(月)(この日までに株保有が必要)
権利落ち日は、11月30日(火)(この日以降に株を売っても優待がもらえる日)
保有している銘柄もありますが、これから投資したい銘柄も含めて、3銘柄ピックアップしました。
11月権利日の魅力度高めの株主優待銘柄
それでは、早速11月権利日のおすすめ優待株です。
3244 サムティ
保有株の中でも好きな銘柄であるサムティは、関西地盤に不動産開発を手掛けている老舗不動産会社です。
収益不動産の開発、不動産賃貸事業(マンション・オフィスビル・商業施設・ホテル・駐車場の賃貸)、ホテル開発、REIT(サムティ・レジデンシャル投資法人<3459>)などを展開しています。
ここは継続的に配当も増やしてくれており、高配当銘柄でもあります。
株主優待は、自社が運営するホテルの無料宿泊券をもらうことができますね。
我が家ももらいましたが、コロナ禍ですので、なかなか利用には至っていません。
優待券1枚で1名無料なので、ぜひ使ってみたいと考えています。
優待券は、株数に応じてもらうことができますね。
200株からもらうことができますが、300株保有だと2枚もらえますので、おすすめですね。
利用できるホテルは以下のようになっています。
利用できるホテルが増えているので、使いやすさがUPしていますね。
株主優待で無料で宿泊できるなんて、なかなかないので、魅力的な優待銘柄ですね。
サムティの業績推移
サムティは不動産開発に強みを持っている会社ですが、コロナ禍の影響を踏まえて、インカムゲインを増やす方針を出しています。
25年11月期までの中期経営計画では、インカムゲインを現在の15%程度から50%程度に引き上げる方針ですね。
キャピタルゲインが減ってしまうので、それを補うために、海外事業も展開しています。
業績の推移ですが、予定しているホテルREITなども今後ありますので、アフターコロナも期待の銘柄です。
収益力は高く推移している銘柄ですね。
サムティの株主還元
上方修正のたびに増配も続けており、配当金は10年で約9倍にも増やしていますね。
配当性向は30%程度で推移しており、今後の業績拡大に伴って増配も期待できる銘柄と考えています。
不動産事業は、銀行借り入れが必要不可欠なため、有利子負債は多く、ネットD/Eレシオは1.5倍程度と高くなっています。
サムティの株価推移と指標面
サムティの株価は好調に推移していますが、上値が重い展開になってきています。
以下は日足チャートですが、三角保ち合いの様相となっていますので、2350円を抜ければ、さらに高値も期待できそうかなと考えています。
2200円くらいが買いのポイントでしょうか。
指標面では、グレアムのミックス係数(PER×PBR)は8倍程度とかなり低く、指標面はかなり割安です。
3244 サムティ | |||
株価 | 2,322円 | 営業利益率(予) | 11.2% |
PER(予) | 6.92 | ROE(予) | 16.4% |
PBR(実) | 1.21 | 自己資本比率 | 30.7% |
ミックス係数 | 8.38 | 営業CFマージン | 11.8% |
配当利回り(予) | 3.88% | 配当性向 | 26.8% |
8923 トーセイ
同社は、オフィスビルやマンションなどの中古物件を仕入れ、リノベーションして賃料収入を増やしたうえで売却する不動産流動化が主力事業ですね。
主に東京で事業展開している不動産会社です。
トーセイの株主優待は、1年以上継続保有要件があり、クオカード優待とホテル割引券がもらえますね。
トーセイの株主優待
- 1年以上2年未満:1,000円分
- 2年以上5年未満:2,000円分
- 5年以上 :3,000円分
- トーセイ運営ホテルで利用できる3,000円割引券
個人的には、1年以上継続保有要件のある優待株は、クロス対策もできているので、廃止リスクが低いと考えています。
トーセイの業績推移
トーセイは高収益企業ですね。
コロナ禍で昨年度はさすがに落としましたが、今期は戻してきていますね。
トーセイの配当金
配当金は、減配していますが、今期はEPSが戻ってきていますので、大幅増配を計画しています。
コロナ禍を除けば、継続的に増配をしている銘柄ですね。
財務面では、ネットDEレシオ1倍以下という目標を持っていますので、その基準以下で推移しています。
財務は健全性が高いと言っていいでしょう。
トーセイの株価推移と指標面
株価はあまり変動がないですね。
なかなか上がらないですが、1100円前後が底値付近と言えそうです。
指標面もかなり割安ですね。
8923 トーセイ | |||
株価 | 1,156円 | 営業利益率(予) | 17.9% |
PER(予) | 7.93 | ROE(予) | 10.5% |
PBR(実) | 0.92 | 自己資本比率 | 36.5% |
ミックス係数 | 7.26 | 営業CFマージン | 19.6% |
配当利回り(予) | 3.29% | 配当性向 | 26.1% |
2153 E・Jホールディングス
最後は、E・Jホールディングスです。
同社は、総合建設コンサルタントですね。
工事のための調査や設計を担うのが建設コンサルタントで、四季報業界地図を見てみると、同社は規模は小さいですが高収益企業であることが分かります。
国土強靭化は、国策でもありますし、災害からの復旧や全国的な防災・減災工事の需要増で建設コンサルタントの市場規模は増えていますね。
今後も市場拡大が見込まれる分野と言っていいでしょう。
その同社は、5月決算の企業ですが、株主優待は11月権利日となっています。
クオカード優待ですが、株数に応じて多くもらえますね。
クオカード優待は使い勝手の良さは抜群なので、魅力的です。
E・Jホールディングスの業績推移
市場規模の拡大に伴って、同社の業績も好調に推移しており、利益面でも高収益企業に転換していますね。
2025.5月期までの中期経営計画では、売上380億円・営利46億円をめざすことを表明していますね。
同社は財務面もかなり良好で、自己資本比率68%と鉄壁です。
有利子負債もほとんどなく、実質無借金経営をされていますね。
配当金の推移
配当は過去10年減配もなく、順調に増やしています。
過去10年で10倍に配当金はなっていますね。
それでも、配当性向はわずか22%程度ですので、十分な増配余力を残しながらの増配が続いています。
配当金は中期経営計画通り、増やしていますね。
E・Jホールディングスの株価推移と指標面
株価は、かなり堅調ですね。
業績も良いので、下値を切り上げながらなかなか良いチャートを形成しています。
指標面でも割安なので、PBR1倍以下と魅力的ですね。
2153 E・Jホールディングス | |||
株価 | 1,327円 | 営業利益率(予) | 11.1% |
PER(予) | 7.54 | ROE(予) | 11.0% |
PBR(実) | 0.83 | 自己資本比率 | 68.0% |
ミックス係数 | 6.25 | 営業CFマージン | 9.9% |
配当利回り(予) | 3.01% | 配当性向 | 22.7% |
グレアムのミックス係数基準以下の11月権利日銘柄
11月権利日として3銘柄をピックアップしてみました。
- PER×PBR10倍以下の超割安株
- 配当利回り3%以上
- 総合利回り3%以上
- 配当性向20%台
- 株価30万円以下
私はサムティのみ保有していますが、残りの2社も保有したい銘柄です。
業界地図は、知らない銘柄にも出会える情報の宝庫なので、ぜひ読んでおいてくださいね。
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