教育費資金を作っていくために、ジュニアNISAで非課税制度を利用することは、とても有利になると考えています。
私は、学資保険を積立していましたが、4年足らずで解約して、ジュニアNISAに切り替えました。
ジュニアNISAは、年80万円までの投資に対して売却益や配当金に対する課税が非課税になる制度。
18歳まで引き出せないという資金ロックリスクがあったため、ほとんど口座は開設されていません(2020年6月末現在、NISA口座:1200万口座、つみたてNISA:244万口座、ジュニアNISA:38万口座)。
2024年以降ジュニアNISAは廃止されるので、この資金ロックリスクは大幅に改善されています。
一方で、ジュニアNISAは2023年まで新規投資可能で、それ以降は新規投資できません(それまでに投資している場合は、18歳まで非課税運用可)。
ジュニアNISAの特徴
- 2024年以降ジュニアNISAは廃止
- 2023年の口座開設をもって新規受付を廃止
- 2023年まで新規投資が可能(年80万円)
- 2021年から開始で合計240万円の投資に対して非課税(2022年に開設すると合計160万円、2023年に開設すると合計80万円、2024年は開設できないので0円)
- 2024年以降いつでも払い出しが可能(18歳まで引き出せない条件が廃止)
- 2024年以降も18歳まで非課税運用が可能
- 18歳以降NISA口座に以降も可能
つまり、いま18歳未満の子どもがいる家庭では、チャンスですね。
子どもの年齢がシングルであれば、教育費がかかってくる18歳にまで投資期間も長いので、メリットがさらに大きくなります。
どんな銘柄に投資をすべきか、まとめてみました。
ジュニアNISAを使ってどんな投資をすればいいか
選択肢は2つ考えてみました。
- 投資信託を利用して市場平均リターンを狙う
- 個別銘柄に投資してリターンを狙う
ジュニアNISAは、年80万円の非課税枠があるので、必ずしも80万円投資しないといけないわけではありません。
10万円でもいいわけです。家計で出せる範囲で、投資をすることが大事だと考えます。
投資はリスク資産なので、家計の余裕資金ですることは言わずもがなです。
投資信託を利用する
市場と同じリターンを狙うインデックス投資を活用することもできます。
この場合は、どんな銘柄に投資すればいいのか?という悩みは不要です。
次のインデックスファンドを活用して、積立投資をすればいいだけでとても簡単です。
いずれも世界最大の経済大国である米国の代表指数または全米株式に投資するインデックスファンドです。
毎月かかる信託報酬というコストも0.2%以下という超低コストですので、おすすめです。
例えば、240万円(80万円×3年分)の非課税枠を年利5%で13年運用した場合、約440万円になります。
200万円ほど利益が出ている状態になりますね。
売却すると200万円×2割の40万円は税金がかかりますが、ジュニアNISAの場合はこの譲渡所得税は非課税となります。
大きなメリットですね。
教育資金のうち、200万円を投資で利益が出れば、かなり助かりますね。
個別銘柄への投資
個別銘柄に投資する場合は、その銘柄のリスクがあるため、最大年80万円という非課税枠を考えると、3~4銘柄に分散することが望ましいです。
1銘柄に投資して、その銘柄が不祥事なりで株価がかなり下がってしまった場合は、大きく損をしてしまうことになります。
分散投資をしていることで、このリスクを軽減できます。
我が家もジュニアNISAを活用して、個別銘柄に投資をしています。
- 倒産リスクが小さい
- 10年先も生き残る可能性の高い企業
- 安定した配当金が期待できる(実績もある)
- 株主優待のメリットが大きい銘柄(おまけ)
などの前提基準としてみました。
10年先を私のような素人が見据えることはかなり困難ではありますが、少し想像力を働かしてみます。
個別株の投資候補
10年以上保有する銘柄ですので、成長力のある銘柄が望ましいのですが、前回取り上げた銘柄は、
- 不動産(鉄道会社)
- 保険
- 取引所(日本取引所グループのみ)
の3業界でした。
今回、注目しているのは、
- 半導体関連
- 高齢者関連
- 不動産関連(ふたたび)
- ゲーム業界
半導体関連の銘柄は、今は半導体需要が旺盛でホットな業界ではありますが、今後も半導体需要は凸凹がありながらも、息の長い産業であることは間違いありません。
加えて、日本企業には世界でも通用する優良企業が多いです。
- 東京エレクトロン
- ディスコ
- レーザーテック
- 東京応化工業
- 大阪有機化学工業
- 田岡化学工業
- フジミインコーポレーテッド
など、シェアの高い製品を持っている会社が多いですね。
高齢者ビジネスは、日本の高齢化率の推移を考えると、需要増が予想されます。
注目している銘柄は、高級老人ホームなどを手掛ける
- チャームケアコーポレーション
- アンビスHD
などの高齢者の入居をターゲットとしたビジネスは、今後も伸びそうですね。
葬儀ビジネスでは、きずなHDにも注目です。
また、不動産はなくなることのないビジネスですが、相続関連に着目しています。
富裕層をはじめとして相続対策で不動産を使う方は多いですし、高齢化率が高まることは、言葉はきついですが、多死社会の到来も意味します。
- 青山財産ネットワークス
- ロードスターキャピタル
など不動産を扱う会社も注目しています。
また、ゲーム関連も日本が誇る成長分野と言えます。
- ソニーグループ
- 任天堂
- コーエーテクモ
- カプコン
- スクエアエニックス
収益力、財務力ともに鉄板の企業が多いですね。
ジュニアNISAを活用しよう
ジュニアNISAは、繰り返しになりますが、2024年以降は新規投資ができなくなります。
このため、いまだけのチャンス(機会)と言えます。
我が家は、ジュニアNISAを活用して、将来の教育費の足しにできればと考えており、この非課税メリットを活かしたいと考えています。
楽天証券のように、使い勝手の良い証券会社でジュニアNISAの口座を作っておくと良いでしょう。10年以上保有し続けることを考えた場合、銘柄選びはより慎重さが求められます。
無難なのは、S&P500などの米国市場へのインデックス投資ですね。
より高いリターンを目指すなら個別銘柄ですが、今回取り上げた業界など、ジュニアNISAの投資候補を選びたいと思います。
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