プルデンシャルジブラルタフィナンシャル生命の調査で、
還暦を迎える人のほぼ4人に1人が貯蓄100万円未満という調査結果が出ています。
老後資金は2000万円不足というのが話題にも上りましたが、2000万円どころか100万円未満・・・というのは、想像以上に厳しい数字が出ています。
明日は我が身という言葉はありますが、人生100年時代の到来を踏まえ、30代の私たちは今できることをきちんと続けることが大切ですね。
貯蓄を増やし続ける簡単な方法をまとめておきます。
60歳還暦を迎える人の貯蓄
まずは、プルデンシャルジブラルタフィナンシャル生命の調査です。
100万円未満は4人に1人
昨年との比較も見ることができますが、
2018年は5人に1人
↓
2019年には4人に1人
と、100万円未満の貯蓄しかないという方が激増しています。
100万円未満というのは、あまりにも厳しい数字です。
1000万円未満は50%以上(過半数超え)
「老後資金」=2000万円不足というのは、家計調査から出ている数字です。
2018年の統計では、約1500万円ほどの不足。
住居費がわずか月13,000円でその不足額なので、家賃払いや国民年金だけの場合は、さらなる不足が見込まれますね。
2000万円にも満たない「1,000万円未満の人が約53%」にも、多くの方にとって2000万円というのはハードルが高い水準と感じます。
【億りびと】およそ10人に1人は1億円以上
一方で、およそ10人に1人は、
1億円以上
の資産を有していることも調査で出ていますね。
昨年よりも、1.5%程度上昇していますね。
60歳還暦時に、1億円というのは意外と多くの人が実現できています。
別の調査ですが、全世代で見るとわずか2.3%しかいないことを考えると、随分と多いですね。うらやましい。
平均貯蓄は2,956万円なり
平均貯蓄で見ると、2956万円にもなります。
とはいえ、平均値で見ると、多い人に引っ張られますので、実態はもっと少ないと見るべきですね。
年金額を把握し、iDeCoや積立投資の実践を
年金額を把握する
まず、年金は一生涯もらえるので、最強の収入源となってくれます。
厚生年金の人は、月15万円程度が平均です。
20年生きれば、3,600万円もの収入になります。
年金ネットで試算もできますが、下記の計算式で簡単に把握することができます。
基礎年金①・・・(60歳-20歳)×19,500円
厚生年金②・・・(退職予定年齢-就職年齢)×退職までの平均年収×0.005481
①と②の合計がもらえる年金額です。
ライフプランを作成⇒貯蓄を意識する
ライフプランを作成すると、自分の年齢を踏まえて、人生のイベントを可視化できます。
子どもがいるとより、教育費のピークとなる大学生のときを見ておくと有用ですね。
そのうえで、
- 住居費や生命保険など固定費を抑える
- 生活防衛資金は月給6か月以上は最低でも貯め、余剰資金は投資に回す
この仕組みを作るだけでも、かなり前に進むことができますね。
強制的に貯められるiDeCo
iDeCoは、自分年金作りとしての制度として、利用したいものです。
現役時代は節税になりますし、売却益は非課税、受取時は退職控除が使えるというメリットがあります。
デメリットは、60歳まで引き出せないというもの。年金資産ですからね。
それでも、我が家は、楽天全米株式インデックスファンドに淡々と積立する道を選びました。
iDeCoは、出口の選択肢が多い 楽天証券(iDeCo) がおすすめです。
まずは、明日は我が身とならないように、
- 現状を把握する
- ライフプラン作成で将来を見据える
- 今できる対策を実行する(iDeCoなど)
これができれば、60歳の時に100万円未満の貯蓄という自体は、避けられるのではないでしょうか。
まさにこれだと思います。
路頭に迷いたくないのならiDeCoと積み立てNISAをすぐ始めて! 中身は全世界もしくは全米の株式に投資するインデックスファンドにして! 債券、日本株は×
— 広瀬隆雄 (@hirosetakao) July 2, 2019
コツコツと時間を味方につけて、積立を継続しておきましょう。
ではでは。
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