将来の資産形成に向けては、投資の力は必要不可欠なものです。
そのツールの一つである株式投資をしていると、含み損になることも多々あります。
不思議なもので上がり相場のときには、SNSでも強気の発言が聞かれ、また、乗り遅れまいと不思議と買ってしまいたい心境に陥ります。
株価が安くなると、もっと安くなってから買いたいという気持ちになり、結局買えずになり、チャンスを逃すこともあります。
かといって、安易に参入すべきではなく「休むも相場」の格言通り、今日買わなくても明日買うチャンスがあるという視点を忘れずにしておく必要がありますね。
投資を長く続けるためにどうすればいいか。
大失敗だった仮想通貨の購入
今年、というか昨年ですがもっとも失敗したのは仮想通貨の購入です。
未だに保有し続けていますが、含み損が続いており、この先反転しない可能性は高いかもしれません。
結局、冒頭に申し上げた「乗り遅れまい」という気持ちがなかったかというと嘘ではありません。
ちょっと儲けたいなという気持ちが強かったようにも思います。
2018年1月に起きたコインチェック事件は記憶に新しいところです。
私もコインチェックを使っていたいので、そのときの心境は冷や汗ものでした(全額返ってきました)。
コインチェック事件の少し前までは、仮想通貨でおくりびとになった人のインタビューなど、テレビ出て見ていました。
ニュースや世間で騒がれているときには、その商品には一切手出し不要と改めて思いました。
こうしたバブルの経験は初めてだったので、いい経験になったと思います。
短期で勝つことよりも長く生き残る投資を
改めて思うことは、短期で勝つよりも、長く生き残っていくこと。
米国株の代表指数であるS&P500のチャートです。
でこぼこはありますが、長期で投資を続けることにより、大きなリターンを見込めています。
投資では一発退場もあるため、リスク管理が必要です。
もし仮想通貨に多額のお金を突っ込んでいたら、今頃立ち直れなかったと思います。
少額投資(といっても痛いですが)にしておいたのが幸いしていますが、やはり短期で勝とうと勝とうとしようと、お金は逃げていくものだなと。
目標を持ち、その目標の実現に向けて、投資を続けるというスタンスが良いです。
このところ、株式投資の相場も軟調で、積立投資をしているにも関わらず焦って解約している人も多いと思います。
安いときに売って勝つことはあり得ませんので(信用は除く)、いかに長期の視点をもって投資に臨むかが大事です。
長期の視点をもって臨むというのは、言うは易しですが、含み損が続くと心が折れそうになるものです。
当たり前のことです。
この投資でいいのか、もっとほかにいいものがあるのではないか。
疑心暗鬼の自分が顔を出し始めます。
長く持てる投資先にだけ投資する
長期で生き残るということを踏まえたとき、
選択肢として有力なのは、VTIやS&P500などへのインデックスファンドへの投資です。
私はアクティブファンド(セゾン投信、ひふみ投信 )へも投資をしていますが、インデックスファンドへの積立をしています。
この2本は、投資信託のなかでも鉄板と言えるでしょう。
ローコストに加えて、全米市場への投資に積立できる投資信託です。
この先も長い目で、10年単位で見れば途中撤退を考える必要のない投資先です。
長期で生き残るための投資を考える
安定して投資できる環境を持っておくことが大切です。
収入の範囲内で生活をし、種銭を安定的に作ることができることが必要不可欠です。
投資を続けるためには、入金力がいりますね。
昔、私の父が学費を工面するのに、現金がないので、ホンダ株を売却して作ったというのを聞いたときには、リスク許容度を超えた投資だったのだなと感じました。
学費は私の分ではなく、兄弟の分ですが。
売却したあと、アベノミクス到来で、ホンダ株も上昇しましたので、さぞ悔しかったのだろうと想像しています。
一定の現金比率を常に保有しながら、アクセルを踏み続けることなく、ときに立ち止まることも選択肢として持っておく必要があります。
目的地は先であることを考えれば、途中で休むことはなんてことないことです。
投資で大事なことは長期にわたり生き残り、撤退しないことです。
資産形成に向けた土台作り
この1年を振り返るにはまだ少し早いですが、自分の投資方針の土台らしきものができた1年のように感じます。
大きな成果が出ているわけではありませんが、投資に対する自分の精神状態を冷静に見つめる自分がいます。
仮想通貨のバブル崩壊は痛手でしたが、勉強代です。
値上がりが続くと、人は熱狂し、まだまだ上がると過信するものです。本で読んでいましたが、いざ自分もそういう心境になっていました。
投資で勝ち続けるためには、退場することなく、市場に居座り続けることです。
短期の感情に踊らされることなく、生き残るための投資を続けていきたい。
最近はやや現金比率を高める意識が高まっています。
資産形成は収入を増やす手段です。
上手く活用していきたい。
- 短期で儲けようとしない
- 現金保有を一定保ち、休むも相場で焦らない
- 長期で勝つには、市場から撤退しないこと(一発退場は避ける)
- お金を失わなければ、チャンスはまたやってくる
仮想通貨バブルを経験し、自分の精神状態を確認できたのは良かった。
私は弱い心の持ち主。
自分がいいと思った投資先にのみ、お金を投じ、それを続けていきたい。
投資信託を活用した積立投資と配当金投資を愚直に続けていく。
ではでは。
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