イオングループのサービス会社であるイオンディライト(9787)。
コロナショックで株価は下げていますが、戻りが遅いですね。逆に見ると今までより割安に手に入れられるチャンスとも感じます。
企業が保有する施設の運営を手掛けるイオンディライトは、総合ファシリティマネジメントサービスを日本・中国・アセアンで提供しています。
イオンの子会社で、設備管理(建築設備の保守点検)、警備(セキュリティ全般)、清掃(建物・施設の清掃)、建設施設(修繕・内装工事、太陽光発電装置の設置)などを手掛けています。
イオンディライトは、
- 配当金を毎年増やす連続増配株
- 株主優待あり
と魅力的でありながら、建物設備管理などがメインですので、景気にあまり左右されない業種と言えますね。
業績、配当金推移、株主優待についてまとめてみました。
イオンディライトの株主還元
イオンディライトの配当金や株主優待について見ておきます。
16期連続増配株!!
連結配当性向は35%以上が目標としているイオンディライトは、21年2月期決算予想で、
16期連続増配
と配当金を毎年増配している銘柄です。
リーマンショックを乗り越え、コロナショックでも増配予想を出してきています。
配当性向は目標の35%程度と十分な増配余力を有していますね。
ここ数年の増配率ですが、急激な増配はないものの安定して増配を続けています。
景気動向に左右されにくい建物管理というビジネスモデルや、増配を続けているという実績は魅力的ですね。
イオンディライトの株主優待
イオングループの銘柄は株主優待も多いので、魅力的ですね。
20年2月期の株主優待はイオンカードのみとなっていますが、平時では、
- 2,500円相当の商品詰合せ
- 2,000円相当のイオンギフトカード
- ハウスクリーニング割引券(2,500円割引)
より選択することができます。
保有株数に応じて、もらえる優待が増えるのもいいですね。
100株保有が最も優待利回りが高いです。
イオンディライトの業績推移
イオンディライトの業績についても見ておきましょう。
業績については、安定して増えており、経常利益率についても安定していますね。
なお、21年2月期の業績予想については、8月までは新型コロナウイルスの影響により顧客施設の臨時休業などを売上の減少があるとの想定で発表されています。
中国、マレーシア、ベトナム、インドネシアの海外事業も展開しており、海外事業は二けた成長をしています。
中長期目標であるイオンディライト ビジョン2025では、売上高5250億円、営業利益480億円を掲げています。
セグメント別に見ると、清掃、設備管理、資材管理、警備などそれぞれバランスよく売り上げを上げていますね。
利益率が最も高いのは清掃です。これはちょっと意外。人手もかかる部分ですが、きっちりと利益を出していますね。
EPS、BPS推移
1株当たりの純利益であるEPSと純資産であるBPSの推移です。
BPSはやや下がっていますが、純資産は安定して増加しています。
EPSも順調に増えていますね。
イオンディライトのキャッシュフロー
キャッシュフローの推移です。
安定したフリーキャッシュフローを生んでおり、問題ないですね。
イオンディライトの財務
20年2月期の自己資本比率57.6%と高く、財務懸念はありませんね。
過去3年の財務状況を見てみると、流動比率も高く、利益剰余金も順調に積み上がっています。
イオンディライトの株式指標
最後にイオンディライトの指標面を見ておきます。
9787 イオンディライトの株式指標 | |
株価 | 3,030円(R2.5.27) |
PER(予) | 15.13 |
PBR(実) | 1.92 |
ミックス係数 | 29.03 |
配当利回り(予) | 2.3% |
配当性向(予) | 34.9% |
増配率(3期平均) | 4.7% |
株価は戻りが弱いこともあり、PER15倍とやや割安に放置されていますね。
ここ2年で見ると、PER、PBRともに低くなっており、投資機会と考えます。
配当利回りは2%を超えていますね。
16期連続増配という実績もあり、安定した配当収入が期待できますね。
株価の推移
株価の推移を見ておきます。
コロナショックで2500円を付けましたが、そのあとは戻っていますね。
3000円前後の株価は、3年ぶりの安値です。
週足チャートで見ておきます。
割安に放置されているようにも思いますね。
イオンディライトのまとめ
イオンディライトはイオングループの会社であり、建物管理などを手掛けている会社です。
- 16期連続増配株
- 株主優待(イオンギフトカードなど)
- 業績は安定推移
- 3年ぶり安値圏で放置
のんびりと配当と優待をもらいつつ、長期投資できる銘柄と言えますね。
増配を続ける姿勢とその実績は素晴らしいものがあります。
LINE証券でコツコツと積立投資先としてもいいかもしれませんね。私は、イオングループの中核企業であるイオンフィナンシャルサービスとイオンモールを保有していますが、イオンディライトもかなり魅力的な銘柄ですね。
将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は欠かせません。
資産運用の代表的なツールが「株式投資」。
株式投資では、ある程度の資金が必要ですが、何事も「小さく始めること」が大事です。
少額でも投資する良い方法があります。
【LINE証券のメリット】
- 1株数百円から手軽に投資ができる(最低100円から投資ができる)
- 全銘柄買付手数料が無料
LINE Pay・LINEポイントを使って投資ができる(1ポイント1円で入金可能)
- 平日21時まで取引可能
- LINEアプリから取引ができる
- LINE Payで引き落とし設定が簡単
- 投資信託も購入できる
コメント