スーパードライが主力のアサヒグループホールディングス(2502、アサヒGHD)の配当金推移、株主優待のご紹介です。
アンハイザー・ブッシュ(AB)インベブから、傘下のオーストラリアのビール会社カールトン・アンド・ユナイテッド・ブルワリーズを160億豪ドル(約1兆2000億円)で買収することを発表しています。
縮小する国内のビール事業を補完していくためにも、欧州やオセアニア地域などグローバル企業へまた一歩前進していますね。買収金額は途方もない金額ですが。
連続増配銘柄であり、株主優待もあるので、長期保有したい銘柄のひとつです。
アサヒGHDの株主還元
長期保有していくには、配当金と株主優待があると、グッとホールドしやすくなります。
配当金・配当性向推移
アサヒGHDは、12月決算企業です。
12期連続増配と配当金を毎年増やしています。
配当性向も30%程度で推移しており、無理なく増配を続けています。
2021年までは配当性向35%をめざしており、
将来的な配当性向40%
をめざすとしています。
配当性向35%(~2021年)を目指した安定的な増配
(将来的な配当性向は40%を目指す)
今回の買収により財務悪化の懸念もありますが、配当性向引き上げによる増配があれば、将来の配当利回りも上がってきそうですね。
配当金・増配率の推移
増配率の推移です。
増配率には上下していますが、長期保有にとって、
増配をしている
というのは、企業の強い株主還元の意志が分かりやすく示してくれているものですので、増配銘柄は長く保有したいですね。
配当利回りの推移
株価が高いため、配当利回りは高くありません。
1%~2%程度で推移しています。
東証一部上場企業の配当利回りが2.5%程度ですので、それよりも低い水準です。
配当性向は30%程度を超えていますが、利回りは物足りないものです。
株主優待
12月期に100株以上保有している場合、株主優待をもらうことができます。
保有株式数 | 株主優待の内容 |
100株以上500株未満 | 1,000円相当のグループ商品詰め合わせ等 |
---|---|
500株以上1,000株未満 | 2,000円相当のグループ商品詰め合わせ等 |
1,000株以上 | 3,000円相当のグループ商品詰め合わせ等 |
優待利回りはそれほど高くありませんが、プレミアムビールはもらってみたいですね。
アサヒGHDの業績
アサヒGHDの業績も見ておきましょう。
売上高推移
右肩上がりで推移しています。
特に国内酒類、飲料事業は右肩下がりではありますが、国際事業は堅調ですね。
セグメント別売上収益の34%(18年12月期)にまで上がっています。
営業利益推移
収益力が上がっています。
国際的に見ると、アンハイザー・ブッシュ(AB)インベブは営業利益率30%程度ですので、まだまだ開きがあります。
現金を稼ぐ力
私は、指標を見る際に営業キャッシュフローマージン(営業キャッシュフロー÷売上高)を重視しています。
会計上の利益も大切ですが、実際に現金をどれくらい稼いでいるのかを見ることができます。
営業利益率同様に、上昇傾向です。
営業キャッシュフローマージン11%とまずまず高いですね。
キャッシュフローの動きで見ると、買収により大きくキャッシュが出ています。
2019年度も今回の買収で投資キャッシュフローは大きくマイナスになるのではないでしょうか。
株価指標
アサヒGHDの株価指標です。
最低購入代金 | 466,900円 |
配当利回り(会社予想) | 2.27% |
1株配当(会社予想) | 106.00(2019/12) |
PER(会社予想) | (連) 14.07倍 |
PBR(実績) | (連) 1.91倍 |
EPS(会社予想) | (連) 331.82(2019/12) |
BPS(実績) | (連) 2,441.44(2018/12) |
自己資本比率 | 37.0% |
PERは14倍程度と割安ではありません。
PBRで見ても1.9倍と割安とまでは言えないですね。
株価は高止まりしている感じですね。
連続増配株アサヒGHD
最後にまとめです。
- 12月期決算企業
- 12期連続増配株
- 株主優待あり
- 営業利益率 10.1%(19年12月期予想)
- 営業キャッシュフローマージン 11.9%(18年12月期)
- 自己資本比率 37.0%(18年12月期)
- PER 14.07倍
- PBR 1.91倍
- 配当利回り 2.27%
- 配当性向 31.9%(19年12月期予想)
- 将来的な配当性向の目標40%(21年までは35%)
配当金狙いで長期保有するには、こうした連続増配株を保有することが大切ですね。
配当利回りが低いので、まだ投資していませんが、株価が3000円割れくらいになれば、将来的には保有したい銘柄のひとつです。
今回の買収でどれだけグレードアップするのか、楽しみな面と不安な面がありますね。
減配リスクの低い銘柄への投資は、今後も積極的に行っていきたい。
ではでは。
将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は欠かせません。
資産運用の代表的なツールが「株式投資」。
株式投資では、ある程度の資金が必要ですが、何事も「小さく始めること」が大事です。
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