株主優待は、もらえると非常にうれしいものですが、優待株のなかでもかなりおすすめの銘柄が日本モーゲージサービス(7192)です。
どんな会社かというと、住宅ローンのフラット35や住宅瑕疵担保保険を展開している会社です。
時価総額は100億円台と小型株ですが、収益力も高く、成長性のある銘柄です。
生活メリットの大きい優待7銘柄という記事で紹介もしたのですが、そのあと株価が爆上げしています(たまたまですが)。
その日本モーゲージSの株主優待が非常に魅力的です。
総合利回りはなんと
6%(5年以上保有した場合)
を超えてきますので、非常に高い銘柄ですね。
日本モーゲージサービスの株主優待がすごい
2019年1月21日に株主優待の変更があり、それまでは100株で1000円のクオカード(1500株で1000円のクオカード+15000円相当宿泊優待券)だったのですが、
株主優待の変更により、優待利回りが跳ね上がっています。
300株保有(約30万円くらい)で、
1年以上継続して保有すると、
3000円分のクオカード
+
4500円相当のカタログギフト
と優待が2点もらえるので、
優待利回りは2.5%
を超えてきます。すごいですね。
さらに3年以上の継続保有で、
3000円分のクオカード
+
4500円相当のカタログギフト×2(合計9000円相当)
となり、なんと
優待利回りは4.0%
とぶっ飛んだ内容となっています。
優待 | 配当(%) | 優待(%) | 総合(%) |
1年以上3年未満 | 1.89% | 2.3% | 4.3% |
3年以上 | 1.89% | 3.8% | 5.6% |
5年以上 | 1.89% | 4.1% | 6.0% |
こんなに優待利回りが高い銘柄は、なかなかないですね。
日本モーゲージサービスの配当金推移
日本モーゲージサービスは、配当性向30%を目安にしていますので、安定配当が期待できます。
業績も好調ですので、増配の期待もありますね。
日本モーゲージサービスの業績
日本モーゲージサービスの事業は大きく3つです。
- フラット35の取次業務
- 住宅瑕疵担保保険の提供
- ストック向け保証
フラット35の事業
事業は、住宅ローン・フラット35の取次業務であり住宅金融支援機構からのフィーが収益源です。
フラット35は、通常の銀行のローンと違って、金利収入がない代わりに、住宅金融支援機構からの手数料収入が入ってきます。
35年の固定ローンを組む方が多いですので、ストックビジネスとして安定していますね。
また、収益力は25%を超える高い利益率を誇ります(20年3月期は26.9%)。
住宅ローンの販売チャネルも増加(ソニー銀行代理店など)しており、シェア拡大余地が大きいと考えます。
住宅瑕疵担保保険などの提供
同社のメイン事業でもあります。
また、住宅関連事業者へのソリューション事業として、住宅金融、住宅瑕疵保険、システム開発・クラウドプラットフォーム、コンサルティングを展開しています。
住宅アカデメイア
AWSを利用したクラウドサービスも展開しており、工務店などビルダーの事業管理なども手伝っています。
ストック向け保証
また、住宅を買ったあとに不具合などを保証する保険を損害保険会社と提携し、提供しています。
こちらもストックビジネスですので、積み上げることによって収益が増える事業ですね。
最も大きいのは、住宅瑕疵保険等事業で売り上げの56%を担っています。
住宅関連事業者(ハウスメーカーや工務店、不動産事業者など)に、金融や保険を提供している会社ですね。
住宅ローンを軸に、瑕疵保険や保証業務などを展開しており、高い収益力を誇ります。
また、住宅ローンのシェアは市場シェアから見ると、0.5%程度だそうで、フラット35に限定されますが、まだまだ伸ばせる余地は十分にあります。
フラット35の取次でライバル会社であるアルヒ(7198)は、フラット35がメインですが、ソニー銀行や住信SBIネット銀行の変動金利の取次も展開していますので、同様の展開による収益拡大も期待できますね。
住宅ローンの提供店舗は、全国10店舗(2019年12月現在)であり、ライバルのアルヒは200店舗を展開していますから、成長余地はあるといえるのではないでしょうか。
中期経営計画
コロナショックで見通しが見ずらいが、さほど影響は出ていないという状況のようです。
説明会では、21年3月期はほぼ間違いなくいくだろうという力強い発言もありましたが、23年3月期は売上約1.5倍の90億円を目標としています。
3つのセグメントがそれぞれ高い利益率を誇っています。
特にストックビジネスとして成長余地の高い住宅アカデメイア事業(住宅設備保証など)は、成長力すさまじく、利益率も高いので期待ができますね。
クラウド事業も期待ができます。
日本モーゲージサービスの株価・指標
日本モーゲージサービスの株価は、このところとんとん拍子に上がっています。
私は年末に同社の株主優待を知って興味を持ち、さきほどからみた業績と事業モデルを見て速攻で買いましたw
コロナショックで株価は大きく下げていたんですが、反発を始めています。
優待も魅力的なのですが、株価の成長も期待できるのではないでしょうか。
指標面ではやや割安面が薄れてしまっていますが、私は状況を見て買い増しを考えています。
7192 日本モーゲージサービスの株式指標 | |
株価 | 1,227円 最新株価はこちら |
PER(予) | 18.9 |
PBR(実) | 3.75 |
ミックス係数 | 71.27 |
配当利回り(予) | 1.6% |
配当性向(予) | 31.0% |
日本モーゲージサービスは株主優待魅力の成長株
改めて見ておきますが、株主優待は1年以上の長期保有が必要ですが、クオカード3000円分に加えて、4500円相当のカタログ、3年以上で4500円相当のカタログが2つもらえるという魅力度MAXの優待です。
懸念は、優待の内容が良すぎるので、優待の改悪または廃止ではないでしょうか。
19年1月に導入したところですから、しばらく優待の変更はないと思いますが。
仮に優待がなくなると魅力は減りますが、事業モデルから見ると業績期待は高い銘柄ですので、長期保有していこうと思います。
優待 | 配当(%) | 優待(%) | 総合(%) |
1年以上3年未満 | 1.89% | 2.3% | 4.3% |
3年以上 | 1.89% | 3.8% | 5.6% |
5年以上 | 1.89% | 4.1% | 6.0% |
3年以上お付き合いできそうな魅力的な銘柄です。
以上、日本モーゲージサービス(7192)でした。
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