株価が暴落した先日、ロボアドバイザーへの解約申し込みが殺到して一時サイトがつながらなかったようです。なんのために、ロボアドを利用しているのか、全く疑問ですね。
積立投資の良いところは、感情を排除して、淡々と積み立てをしていけることです。
ウェルスナビであれば銘柄(投信)選びすら不要で、自動で積立をしてくれます。下落相場は感情的には売りたくなります。恐いので。
分かります。
でも、そこで買いを入れることでリターンが得られます。
しかし、買いの場合は、まだまだ下がるかも?!と思って、投資に躊躇してしまいます。
このため、積立投資であれば、相場の上げ下げを気にすることなく、淡々と積み立てていくことができるんです。
暴落時に解約なんてもったいなさすぎる!!ですね。
さて、積立をするとどれだけリターンが得られるの?を解説します。便利なシミュレーションツールがあるので、ご紹介しますね。
積立投資はホントにすごい威力
「積立投資 シミュレーションツール」でGoogle検索すると、楽天証券が上位に出てきます。
楽天証券は、iDeCoで使ったり、楽天バンガード(VTI)を積み立てたりと、何かとお世話になっています。
楽天市場は見にくいですが、楽天証券は管理画面も見やすく、使いやすい証券会社と言えます。
例えば、10,000円×20年間、年率3%で積み立てて場合のシミュ―レーション結果を見ることができます。
こうしたシミュレーションをする際に、「机上の空論では?」などと思っちゃうこともあるのではないでしょうか。
私は思っていました。今ではこの疑問は払しょくし、毎月積立をしています。
暴落も気にせず、淡々と続けます。
こうしたシミュレーションツールを使うときに気になっていたことがありました。
過去の相場を振り返って、試算できるシミュレーションツールはないのか?
あるんですね~。
過去の値動きを踏まえて積み立て投資の結果が出るので、リアルに感じられ、参考になるのではないでしょうか。
過去の値動きも踏まえたシミュレーションできるツール
では、具体的に見ていきましょう。
野村アセットマネジメントが提供しているツールです。
野村アセットマネジメントが提供しているファンドでシミュレーションをすることができます。
では、実際に使ってみましょう。
ファンドを選ぶ
25のファンドのなかから最大6つのファンドを選ぶことができます。
株式ファンドだけなどでも構成できますね。
代表資産である6資産を選びました。
○野村インデックスファンド・日経225<愛称:Funds-i 日経225>
○野村インデックスファンド・外国株式<愛称:Funds-i 外国株式>
○野村インデックスファンド・新興国株式<愛称:Funds-i 新興国株式>
○野村インデックスファンド・国内債券<愛称:Funds-i 国内債券>
○野村インデックスファンド・外国債券<愛称:Funds-i 外国債券>
○野村インデックスファンド・新興国債券<愛称:Funds-i 新興国債券>
シミュレーションを見ていく
過去1年、3年、5年、10年、任意(2003年3月~)から選ぶことができます。
過去の値動きを見ることができるのが特徴ですね。
こうしてみると値動きが分かって面白いですね。
2003年3月~で見てみます。
値動きといっしょに、リーマンショックなど代表的な出来事が出てきます。
どんなときに値動きがあったのか、簡単に確認できるのもいいですね。
積立額をファンドごとに決めてみる
ファンドごとに積立額を任意に設定できます。
株式ファンド重視?債券ファンド重視?などを選ぶことができますね。私は株式ファンドオンリーですが、そこはリスクをどう捉えるか?で考えていけばいいですね。
パフォーマンスを見てみよう
実際に過去10年間(期間は変えれます)積立投資をした際の運用リターンを見ることができます。
よくあるシミュレーションツールとの違いは、繰り返しになりますが、机上の空論ではなく、過去どうだったのか?を知ることができることです。
リーマンショックのときはどうだったのか?などを見ていくことができますね。
また、折れ線グラフ化を自動してくれますが、対象から外すのも簡単にできます。
運用リターンはいくらになるのか?(毎月1万円積立)
2003年3月から2018年1月まで
過去15年、毎月1万円を6資産それぞれ積み立てた場合のリターンを見てみましょう。
○野村インデックスファンド・日経225<愛称:Funds-i 日経225>
≫ 積立額179万円 → 約356万円 (+99.8%)
○野村インデックスファンド・外国株式<愛称:Funds-i 外国株式>
≫ 積立額179万円 → 約387万円 (+117.1%)
○野村インデックスファンド・新興国株式<愛称:Funds-i 新興国株式>
≫ 積立額179万円 → 約360万円 (+101.2%)
○野村インデックスファンド・国内債券<愛称:Funds-i 国内債券>
≫ 積立額179万円 → 約202万円 (+13.0%)
○野村インデックスファンド・外国債券<愛称:Funds-i 外国債券>
≫ 積立額179万円 → 約236万円 (+31.9%)
○野村インデックスファンド・新興国債券<愛称:Funds-i 新興国債券>
≫ 積立額179万円 → 約262万円 (+46.2%)
6資産合計
≫ 積立額1,074万円 → 約1,806万円 (+68.2%)
あのリーマンショックという暴落を乗り越えても、きっちりと上がっていますね。
暴落時にも積立を続けることが重要だということが分かります。
下がるときこそ多く買えるので、そのあとの上昇相場に乗ったときにリターンが得られるのです。暴落時に売るというのは、よろしくないですね。
ちなみに、株式ファンドだけにしてそれぞれ月2万円の積立続けていれば、
≫ 積立額1,074万円 → 約2,218万円 (+106.3%)
と約2倍になっています。
2006年9月から2018年1月まで
株価が高かった2006年から始めた場合でもシミュレーションしてみました。リーマンショックの2年前の2006年9月からです。
選んだファンド
○野村インデックスファンド・日経225<愛称:Funds-i 日経225>
≫ 積立額137万円 → 約266万円 (+94.5%)
○野村インデックスファンド・外国株式<愛称:Funds-i 外国株式>
≫ 積立額137万円 → 約275万円 (+100.5%)
○野村インデックスファンド・新興国株式<愛称:Funds-i 新興国株式>
≫ 積立額137万円 → 約222万円 (+62.3%)
○野村インデックスファンド・国内債券<愛称:Funds-i 国内債券>
≫ 積立額137万円 → 約150万円 (+9.6%)
○野村インデックスファンド・外国債券<愛称:Funds-i 外国債券>
≫ 積立額137万円 → 約170万円 (+24.2%)
○野村インデックスファンド・新興国債券<愛称:Funds-i 新興国債券>
≫ 積立額137万円 → 約173万円 (+26.9%)
6資産合計
≫ 積立額822万円 → 約1,256万円 (+52.9%)
高値からはじめたとしても、現在まで積立をすることでリターンが出ています。
積立をひたすら続けるってホントに大事ですね。1.5倍にも資産が増えているわけですから。
ちなみに、野村インデックスファンドはつみたてNISAでも積立できます!
もっと手軽なシミュレーションツール
Funds-iシミュレーションツールは、野村インデックスファンドなど野村アセットマネジメントの商品でシミュレーションをすることができます。
もう一つ、SMTシリーズで有名な三井住友トラスト・アセットマネジメントのシミュ―レーションツールもあります。
より手軽に過去の相場を踏まえたシミュレーションができるので、好きですね。
野村のツールと違い、商品ではなく日経225などの値動きで見ることができます。
インデックスファンドであれば違いはほとんどないので、気にする必要ないでしょう。
過去3年、5年、10年とシミュレーションすることができます。
使い勝手はこちらほうが便利ですね。過去10年までしか遡れませんが、10年積み立てた場合は?を具体的にイメージできますね。
暴落も気にせず積立投資を淡々と続けよう
実際におこった過去の出来事、値動きを踏まえたシミュレーションをすることで、具体的にイメージしやすかったのではないでしょうか。
過去の値動きが将来の値動きを約束するわけではないですが、上がったり下がったりを繰り返す相場を踏まえたシミュレーションをすることは、イメージしやすく、やってみる価値はあると思います。
つみたてNISAなど税金優遇される制度もできています。
暴落したから売却!ではなく、積立投資は淡々と積み上げていくことが大事です。
値動きに過度に敏感になる必要はなく、売却時期になるまで愚直に続けることでリターンを得られることでしょう。
私はそう思い、ひふみ投信やセゾン投信などに積立をしています。
悲観相場はかならずこの先現れるでしょう。そんなときにも、めげずに愚直に積立投資を続けていくことが大事です。
積立投資は、感情を排除して続けられるというのが強みです。
積立という仕組みづくりができるので、知らん間に資産形成できているというのが魅力ですね。
ではでは。
≫≫ メイン証券にSBI証券(NISA)
≫≫ ロボアドバイザーならウェルスナビ
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