配当金狙いの投資を続けていますが、たばこ株(JT、MO、BTI)の比率が高いため、分散投資がてらエネルギー株への投資をしています。
ロイヤルダッチシェル(RDS-b)への投資を増やしていますが、ライバル会社でもエクソンモービル(XOM)も気になったので調べてみました。
エクソンモービルは、配当利回り4%の高配当であり、かつ、36年連続増配株です。*FY2018
石油メジャー・エクソンモービル
石油メジャーとは、石油の採掘、生産、輸送、精製、販売までの垂直統合を行い、石油系巨大企業のこと。
エクソンモービルは、スタンダードオイルニューヨーク(後のモービル)、1999年にエクソン合併して誕生しています。
公式 エクソンモービルIR
36年連続増配の配当貴族 エクソンモービル
連続増配株への投資は、「減配」という配当金投資では最も忌むべきリスクを和らげてくれる指標です。
エクソンモービルは36年連続で配当金を増やしており、魅力的ですね。
日本株ではエクソンモービルと同様に36年連続増配株は1社もありません。
エクソンモービルの増配率
エクソンモービルの増配率です。
毎年、安定して増配しており、
- 過去1年の増配率 5.6%
- 過去3年の増配率 3.9%
- 過去5年の増配率 5.6%
- 過去10年の増配率 7.6%
となっています。
これだけ安定した増配を続けてくれる点は高評価ですね。
配当性向は67%と増配余地があります。
エクソンモービルの配当月
エクソンモービルは、四半期配当を実施しています。
米国株の魅力のひとつが、この四半期配当で、配当を振り込んでくれる間隔が短いため、複利運用がしやすいです。
配当支払い月は、3月、6月、9月、12月となっています(配当落ち日は支払い月の前月)。
エクソンモービルの売上高
エクソンモービルの業績はよくありません。
原油安であった2016年を底に回復傾向に入っています。
ピーク時より売上高は低迷しています。
原油、天然ガスの生産は、世界で分散されています。
エクソンモービルの営業利益
売上高同等、営業利益もピーク時の半分程度となっています。
2016年以降は回復傾向ですが、営業利益率は5%程度とそれほど高くはないですね。
エクソンモービルのキャッシュフロー
営業キャッシュフローは毎年プラスで推移しており、フリーキャッシュフローもプラスです。
キャッシュフローとしては理想的ですね。
重要指標である営業キャッシュフローマージン(営業キャッシュフロー÷売上高)は、概ね10%以上で推移しています。
ライバル会社であるロイヤルダッチシェルと比較すると、高い現金創出力がありますね。
株主資本比率
こちらもロイヤルダッチシェルとの比較です。
自己資本比率は、エクソンモービル(赤色)のほうが若干高いですね。
エクソンモービルの株価
株価のバリュエーションはあまりよくありませんが、値上がり益期待より、配当金狙いに最適な株ですね。
過去5年では、70ドルを底値に反発していますので、2018年末は絶好の買い場だったことが分かります。
シーゲル銘柄・エクソンモービル
株式配当再投資の本でも有名なシーゲル銘柄のエクソンモービル。
著書「株式投資の未来」の冒頭にエクソンモービルがご紹介されています。
バリュエーションがここまで物を言う理由は、配当の再投資にある。
配当こそは、投資家のリターンを押し上げる最大の要因といっていい。
高成長株であったIBMと、不人気のエクソンモービル(著書ではスタンダード・オイル・オブ・ニュージャージー)では、配当再投資による保有株の増加により、トータルリターンはエクソンモービルに軍配が上がったことを紹介しています。
私は、ロイヤルダッチシェルへの投資をしていますが、エクソンモービルも着目しておきたい。
利回りが5%を超えれば投資をしていきたいです。
エネルギー株は、今後も不人気株の一角を担うでしょうけど、エネルギーがなくなることはありません。
安定した配当をもたらしてくれる優良株として、永久保有銘柄になってくれる候補と言えます。
ちなみに、ロイヤルダッチシェルは増配はあまりしませんが、70年減配のない高配当株です。
将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は欠かせません。
資産運用の代表的なツールが「株式投資」。
株式投資では、ある程度の資金が必要ですが、何事も「小さく始めること」が大事です。
少額でも投資する良い方法があります。
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