まだ大納会は残っていますが、今年1年を振り返ってみたいと思います。
2017年から本格的に株式投資を再開し、日米の高配当株に投資してきました。
配当金に着目し、配当再投資によるキャッシュフローとトータルリターンをめざしているからです。
その基本路線は今も変わらないのですが、2019年は投資スタンスを変えつつ、投資を続けています。
私のブログを読んで頂いている方は、よくご存じかもしれません。
たびたび含み損だということを言ってきました。
安定した高配当株への投資ということで、2017年から高配当株に投資し、2018年はじめからJTなどのたばこ株を大量に買っていたんですが、そのあと、たばこ株は暴落し続けました。
結果、昨年末の含み損は500万という巨額で卒倒しそうになっていました。
この経験があって、私の投資に対するスタンスは変わりました。
2019年の投資を振り返る
大きな含み損の経験があったからこそ、投資に対する考えも変わってきています。
今年はS&P500が年初来で+28%と記録的なパフォーマンスとなっています。
昨年末の運用資産は約2700万円ほどでした。
約1年経って運用資産は約4200万円と1500万円も増えていました。
入金額は、貯金、配当、貯金からの振替などを含めて約600万円となっています。
計算があっているかわかりませんが、年初来では約40%程度のプラスと好調でした。
この4ヶ月ほどで600万近く増えているので、相場環境に助けられています。
ちゃんと計算してあげるよ!というやさしさは遠慮しておきますw
昨年末にあった巨額の含み損はほぼ解消しつつあります。
「配当利回りにこだわりすぎた反省点」でも書いたのですが、
- 高配当利回りの銘柄に集中しすぎた
- 特定銘柄に集中しすぎていた
増える配当金とは裏腹に、資産価値は目減りを続けていきました。
高配当にこだわらず、増配株重視に
そこで、私はたばこ株偏重のポートフォリオを是正すべく、かつ、配当金を増やしていくための投資をするようになりました。
今年は、株式投資本を買いまくり、読み漁り、ノートにメモを取りまくりと、今まで以上に真剣に投資に向き合った1年だったと思います。
まだまだ未熟ですが、とにかく四季報を読むのが楽しいのです。
日本株をメインに投資をしていますが、四季報を読み漁ることで、
こんなに素晴らしい会社があるのか!!
という発見が多いです。
これまで重視していた「高配当」というフィルターの拘りを外したことで、
一気に視野が広がりました。
そういう意味で、2019年は個人的に投資の考えを変えてくれた良い年になりました。
高配当株は魅力が多い!反省点も
高配当株は魅力が多いのですが、株価がイマイチ上がらなかったりするので、デメリットもあります。
このため、「将来の」高配当株候補となる増配株に着目し、投資スタイルを変えてきました。高配当株も投資していますが。
今の瞬間を見ると高配当のほうが配当を多く受け取れますし、将来も増配が続くか不明なので、リスクはあります。
ただ、増配株は業績の成長している銘柄が多いため、株価もついてくることも多いのです。
増配をする企業は、業績が良いことが多く、その裏付けとして「配当金という目に見える形」で株主に還元してくれます。
高配当株重視をしすぎた結果、私が陥った失敗は、
《配当金投資のデメリット》
- 将来の増配はどんな銘柄も約束されていない
- 増配株=株価上昇とは限らない
- ナンピン買いで含み損になることも
配当金投資の反省点は、こちらでまとめています。
こうしたデメリットを解消してくれるのが、成長増配株への投資です。
損切りという手段
今まで損切りを上手にできていませんでした。
このため、昨年末に大きな含み損を抱えてしまったのです。
もちろん、安定配当株であれば、配当再投資をすればトータルリターンではプラスになる確率が高いです。
負けにくい投資なのです。
一方、短期的には「含み損の拡大」という恐怖と立ち向かっていかなければなりません。
幸いたばこ株は、確固たる減配リスクは低いと判断していたので、その含み損の金額にびびりながらも、もっと下で買えばよかったーなど、若干のんびり考えている節もあり、精神的にも耐えられていました。
もし、成長株であれば、違った精神状態だったと思います。
今では、損切りの重要性を肌で感じたので、プレサンスコーポレーションが急落したときには、すかさず損切りし、損失の拡大を防ぐことができました。
資産を守るためには、損切りもときには必要。
巨大な含み損を抱えた経験から、
- 原則、下がっている株には追加投資をしない
- 損切りすべきと判断した場合は、「成り行き」注文で躊躇なく実行する
このシンプルなことを守ったおかげで、違うと思った銘柄はすかさず損切りし、利益を伸ばしている銘柄に集中できるようになっています。
買うときも、成り行きで買うようにしています。
株主優待のある銘柄
増配株を中心としたポートフォリオに移行しつつ、株主優待にも着目しました。
オリックスなどが代表的ですが、株主優待をもらうことで生活にもプラスになります。
そして、株主優待がある銘柄はパフォーマンスも良く、配当ももらえて一石三鳥という感じですね。
株主優待にも興味をもって良かったのは、
株主優待がきっかけで銘柄を知ることができる
ことです。
例えば、サムティは宿泊優待がもらえる銘柄ですが、優待がきっかけで知り、業績を吟味して投資をしています。
増配も続いており、今後も楽しみな会社です。
投資するタイミング
投資するタイミングっていつ買ったらいいかわからないですよね。
今でも分かりません。
たばこ株をばかすか買ってしまい、含み損を大きくしてしまったので、
買うタイミングはどうすればいいんだろう?と真剣に悩み、勉強しました。
目安にしているのが、RSIという指標です。
「売られすぎ」かどうかを見る指標で、夏場にオリックス株が売られすぎ!と判断して、追加投資しました。
下がっている株は基本買わないというのもあるのですが、さすがに売られすぎた優良株は文句なく買いだと判断しました。
もう一つ、MACDという指標です。
移動平均の発展版ですね。マネックス証券の解説がわかりやすいです。
騙しの少ない指標ともいわれます。
今年ポートフォリオに組み入れた伊藤忠商事は、高配当株としても魅力的だったので、投資をしています。
2019年は、6回ほど買いシグナルが出ていますが、上記の赤丸をつけたときに投資をしました。
ファンダメンタルズが良好であれば、あとは買うタイミングだけだと思うので、
RSIやMACDを参考にしながら、買うようにしています。
まだまだまだですので、もっと勉強が必要ですね。
株は奥が深いです。
2020年の投資方針
2020年も投資をし続けることになります。
「夜もぐっすり眠れる投資」をしていくことが大前提なので、株価だけを見た投資はしません。
デイトレもしません。
投資するのは、
- 安定配当株
- 増配株
- 株主優待が魅力
- 成長株
を中心に、長く保有できる銘柄を見つけ握り続ける投資をしていきたいです。
本格的に2017年から投資を始めて、2020年は4年目。
投資の勉強を続けていこうと思います。
新しいことを覚え、経験も積みあがることで、投資スタイルも変わっていっています。
このため、私は性格的にインデックス投資を淡々と積み上げるよりも、投資スタイルの変化に対応できる個別銘柄への投資を中心にこれからも投資していきます。
小型株にも挑戦し、全体のパフォーマンスをあげていきたいです。
ではでは。
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