株式投資の醍醐味は、値上がり益を得ることです。
私も小型株には一部投資をしていますが、配当金を得ることを主たる投資として、毎年投資をしていく予定です。
2017年からの投資ですので、まだ日は浅いので、日々勉強中です。
2019年4月時点で約40万円の配当金を受け取っており、自動的に利益確定される「配当金」には魅力を感じています。
国内・大型株において、配当金を目的に投資をするのであれば、どこに投資するかを改めて考えてみました。
配当金投資でおすすめ銘柄10選
配当金目的に投資をする場合、避けたいのは、「減配」です。
減配は業績悪化から来るものですので、業績が安定している銘柄を選ぶのがいいですね。
- 過去に大きな減配がない
- 配当政策が明確である
- 営業利益率15%以上
- 営業キャッシュフローマージン10%以上
- 証券株・自動車株は避ける
などは、最低限のチェック項目として見ています。
特に配当の原資となる現金を稼ぐ力を見る営業キャッシュフローマージンは、重要視しています。
NTT(日本電信電話 9432)
国内通信のガリバー企業。固定通信電話では、圧倒的シェアですね。
傘下にNTTドコモを持っています。
主要株主は国であり、その国は毎年度、NTTの配当金を予算に組み入れていますので、減配リスクが低いと考えられます。
配当性向も低く、過去に大きな減配をしていないため、累進配当銘柄(配当を維持または増配する銘柄)です。
- 株価 2,894円 最新の株価はこちら
PER(予) | PBR(実) | 配当利回り(予) | 配当性向 | 営業CFマージン |
9.66 | 1.39 | 3.8% | 36.7% | 25.2% |
KDDI(9433)
国内通信シェア2位のKDDIです。
NTTドコモのライバル会社ですが、株主還元にも手厚く、20期連続増配を予定しています。
KDDIは、継続的な増配を掲げており、配当性向の目安は40%でしたが、45%に引き上げました。
株主優待もありますので、100株持っておくとおすすめの銘柄。
- 株価 3705円 最新の株価はこちら
PER(予) | PBR(実) | 配当利回り(予) | 配当性向 | 営業CFマージン |
12.27 | 1.69 | 3.5% | 43.4% | 31.7% |
オリックス(8591)
オリックスは、リーマンショックのときには70%以上の大幅減配はしています。
リーマンショックのときより強固な事業モデルになっていると思われ、株主還元の手厚さにも表れていますね。
株主優待も魅力的なので、持っておくと良い銘柄。
我が家も、夫婦+子どもでオリックス株を保有しています。
- 株価 1,913円 最新の株価はこちら
PER(予) | PBR(実) | 配当利回り(予) | 配当性向 | 営業CFマージン |
8.92 | 0.74 | 4.3% | 38.0% | 47.8% |
東京海上ホールディングス(8766)
東京海上ホールディングスは、メガ損保首位級。
我が家は保有していませんが、ぜひとも欲しい銘柄。
配当性向は35%が目安。
2018年度は特別配当もあり、通期で1株250円を予定しています。
普通配当ベースでは、増配を続けていますね。
リーマンショックのときにも減配しておらず、手厚い株主還元を実施している銘柄ですね。
海外の保険事業も買収により拡大していますので、今後の業績にも期待。
株価の上昇も期待できる銘柄と考えています。
- 株価 5,299円 最新の株価はこちら
PER(予) | PBR(実) | 配当利回り(予) | 配当性向 | 営業CFマージン |
11.66 | 1.00 | 4.1% | 47.3% | ー |
ユニ・チャーム(8113)
おむつメーカーとして、グローバル展開しているユニ・チャーム。
配当利回りこそ低いものの、20期連続増配と安定して配当を増やしています。
- 株価 4,244円 最新の株価はこちら
PER(予) | PBR(実) | 配当利回り(予) | 配当性向 | 営業CFマージン |
33.90 | 5.16 | 0.8% | 28.8% | 0.0% |
三菱商事(8058)
総合商社首位の三菱商事。
同銘柄は、対外的に「累進配当」を宣言しています。
累進配当は、配当維持または増配しかしないという政策です。
業績がやや苦しいですが、配当を維持していますね。
- 株価 2,911円 最新の株価はこちら
PER(予) | PBR(実) | 配当利回り(予) | 配当性向 | 営業CFマージン |
11.70 | 0.79 | 4.5% | 52.1% | 7.9% |
伊藤忠商事(8001)
総合商社トップの伊藤忠商事。
ほかの総合商社と比べて、非資源分野の事業ポートフォリオを構築していますので、安定していますね。
- 株価 3,267円 最新の株価はこちら
PER(予) | PBR(実) | 配当利回り(予) | 配当性向 | 営業CFマージン |
9.62 | 1.60 | 2.6% | 25.4% | 8.6% |
三井住友FG(8316)
メガバンクの一角の三井住友FGですね。
累進配当(減配しない配当政策)を取り入れており、安定感があります。
ポートフォリオには入れておきたい銘柄の一つと考えますね。
- 株価 3984円 最新の株価はこちら
PER(予) | PBR(実) | 配当利回り(予) | 配当性向 | 営業CFマージン |
8.68 | 0.44 | 5.3% | 45.7% | ー |
花王(4452)
国内トップの増配銘柄で32期連続増配を予定しています。
安定的・継続的配当(配当性向40%を目安)を掲げています。
国内トイレタリートップ、知らない人はいないでしょう。
花王は株価が高いので、利回りも低いですが、配当金を増やし続けていますので、長期保有にもってこいの銘柄です。
- 株価 6,860円 最新の株価はこちら
PER(予) | PBR(実) | 配当利回り(予) | 配当性向 | 営業CFマージン |
26.15 | 3.85 | 2.0% | 54.5% | 15.5% |
テルモ(4543)
医療用カテーテルで国内トップのテルモ。
体温計のイメージが強いですが、売上の1%程度しかありません。
配当金も順調に増やしていますね。
M&Aも駆使して成長が楽しみな会社ですね。
- 株価 4015円 最新の株価はこちら
PER(予) | PBR(実) | 配当利回り(予) | 配当性向 | 営業CFマージン |
37.00 | 3.54 | 0.7% | 27.6% | 19.8% |
中外製薬(4519)
大手医療用医薬品メーカー、スイス大手医薬品ロシュの子会社。
主力商品は関節リウマチ治療薬「アクテムラ」、ALK阻害剤「アレセンサ」などで、国内医薬品メーカーでは時価総額トップ。
21年12月期は業績予想が出ていませんが、配当は増配予想ですね。
普通配当ベースでは、減配していません。
- 株価 4186円 最新の株価はこちら
PER(予) | PBR(実) | 配当利回り(予) | 配当性向 | 営業CFマージン |
- | 7.02 | 1.4% | - | 26.1% |
東京センチュリー(8424)
リース会社は、業績も好調で増配銘柄が多いんですが、そのなかでも東京センチュリーは20期連続増配を予定しており、株主還元に手厚い銘柄です。
株主優待もあるので魅力的ですね。
NTTと協業を始めています。航空機リースにも強みを持っている会社です。
お気に入り銘柄です。
- 株価 6470円 最新の株価はこちら
PER(予) | PBR(実) | 配当利回り(予) | 配当性向 | 営業CFマージン |
13.16 | 1.39 | 2.2% | 29.1% | 4.3% |
安定配当株を長期保有して複利運用する
株価は変動が激しいですが、配当金は大きく変動しません。
そして、長期保有することで配当金というキャッシュフローを作ることができます。
また、保有する銘柄が増配すれば、自動的に収入が増えることを意味します。
- 日本電信電話(NTT、9432)
- KDDI(9433)
- オリックス(8591)
- 東京海上ホールディングス(8766)
- ユニ・チャーム(8113)
- 三菱商事(8058)
- 伊藤忠商事(8001)
- 三井住友FG(8316)
- 花王(4452)
- テルモ(4543)
- 中外製薬(4519)
- 東京センチュリー(8424)
いずれも長期保有+配当金再投資で報われる可能性が高いと考えられます。
累進配当銘柄を保有し、配当金再投資で複利運用をしていくことで、将来のキャッシュフローを作っていくことができます。
通信株であれば、KDDIなどを買うなどをしていくと、投資額を抑えて、配当金ポートフォリオを作れますね。
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