子どもの教育費は、親が悩める事項の一つではないでしょうか。
学資保険が王道とも言えますが、
- 利率が低いこと(税引き後0.3%程度)
- 資金拘束の期間が長いこと
このデメリットを踏まえて、第2子の教育費は、学資保険は利用しないでおこうと考えています(第一子については、すでに不勉強もあり、学資保険利用しています)。
もちろん、強制的に貯金できる、生命保険代わりになるなどのメリットはありますが、我が家にはメリットと言えるほどではありません。
また、万が一途中で解約せざるを得なくなったときの解約返戻金のことを考えると、学資保険は不利になる可能性があります。解約返戻金についての記事を参照ください。
学資保険以外で貯める方法を思案しています。
学資保険以外で貯める方法
毎月1万円の積立を18年間続けると、0.2%の利回りだと220万円ほどになります。
一方、5%で運用できれば約320万円となり、その差は100万円も出てきます。
たった1万円の積立ですが、長く運用することで大きな運用益が出てきますね。
子どもが小さいころは、多額の教育費が出ていく可能性は(我が家の場合)、かなり低いと考えていますので、積極的にリスク資産での積立を考えています。
リスク資産への投資は、次の2つを検討しています。
- インデックスファンドへの積立投資(利回り7~8%)
- 配当金狙いの投資(利回り3%~4%+@)
投資元本を大きく増やしていくのであれば、インデックスファンドを長く積み立てていくのが最善であると考えます。
配当金狙いの投資は、「配当金」というキャッシュが毎年入ってきますので、それを再投資することで、自分のポケットからの入金を減らしながら、投資することができます(ただし、時間がかかります)
どちらが正解かは、約20年後に蓋を開けてみないと分かりませんが、どちらも一長一短があると思っています。
それを整理してみましょう。
インデックスファンドでの積立投資
少額での積立投資ができる
インデックスファンドでの積立投資は、なにより少額での積立投資が可能です。
児童手当が月額10,000円~15,000円ありますので、月1万円程度の積立投資を18年間続けることでも、大きなお金となるのは、さきほど申し上げたとおりです。
私は、月3万円積立が大学費用までの教育費に対応できるので、ベターな方法と考えて居ます。
インデックスファンド(株式)の利回りは20年換算の場合
デメリットは、利回りが7~8%程度見込めるといっても、毎年毎年そのリターンを見込めるわけではありません。
20年くらい積立をした場合に年率換算すると、7%くらいになるよって話です。
【過去のリターン】
- 1964年~2017年(53年間) S&P500(配当込み) 年率9.9%
- 1949年~2018年 日経平均 年率8.1%
- 2004年~2018年6月 日経平均 年率5.24%
- 同 インドネシア 14.2%
- 同 インド 13.4%
そのため、最もお金が必要となる大学入学時に、リーマンショックのような大暴落が来れば、最悪50%程度下落することがあります。
対策は、リターンが出ているときに適度に換金しておくということになりますが、積立投資のリターンを小さくなってしまいますね。
配当金狙いの投資
高配当株であれば3%程度のキャッシュフローになる
高配当株は、税引前で4%~5%程度ありますので、税引き後3%~4%程度あります。
積立投資と違って、ある程度まとまった金額が必要となりますが、毎年、確実に配当金というキャッシュを受け取ることができますね。
さきほどのインデックスファンドでの積立投資をしながら、適度に利益確定していくバージョンに似ています。
配当金の受領日は銘柄によって決まっていますので、相場に関わらず、確実に手元にお金が残る仕組みなので、インデックスファンドの適度に利益確定より難易度はかなり低いです(自分の判断が入らないため)。
配当金を次の投資資金に回せる
配当金を再投資することができるのも、複利の実現になり、お金を増やしていくことができます。
ただし、配当金を受け取る際に20%程度の税金がかかるので、不利な面もあります。
最大のメリットは、確実にキャッシュが手元に残るので、世帯年収の増加に寄与しますね。
インデックスファンドであれば、利益が出ている売却したときのみ世帯年収の増加に寄与します。
言い換えると、
- 配当金投資は、家計の収支に寄与する
- インデックスファンドの積立投資は、家計資産の増加に寄与する
という単純な図式になります。
どちらも大事なのですが、配当金による家計の収入が増えることは、給料収入と合わせることによって、世帯年収を増やせるのは魅力です(もちろん、インデックスファンドも利益確定により疑似配当金にはなりますが、投資初期のころは困難です)。
また、配当金を長く出し続けている企業は、事業モデルも良い企業が多いので、株価も緩やかではありますが、上昇基調となります。
≫ 高配当株への投資。将来の配当金は10倍以上(試算)。連続増配の威力はすさまじい
子どもが小さいうちから始めることが吉
自分たちの給料からすべての教育費を出すのではなく、投資の力によって増やすことで、結局使えるお金が増えていきます。
◎18年間・積立前提でインデックスファンド(資産増加に寄与)
◎配当金再投資を前提とした高配当株への投資(毎年の収入アップに寄与)
どっちがいいというわけではなく、目的が違うので、両方使うというのもアリですね。
月1万円など少額投資でするならば、インデックスファンドでの積立投資をしながら、18歳が近づくにつれて、適度に利益確定しておくというのがベターなのだと思います。
我が家は、上の子と同様、高配当株への投資を最初からやっていこうと思います。
積立投資は、iDeCoも合わせるとそこそこの金額となっており、更なる積立投資は、家計からの入金余力が乏しいのです。
配当金投資は、「キャッシュフローの拡大」という世帯の収入源寄与をもたらしてくれます。
配当金が大きくなれば、それを積立投資に回す選択肢も取れますしね。
インデックスファンドでの投資の場合、18歳のときの元本割れが最悪のケースですが、15年程度の積立をしていれば、可能性は低いと思っています。
それから3年間で適度に利益確定すれば、大きなダメージを避けられるでしょう。
未成年口座は、親や上の子と同様に、SBI証券で開設していきます。
配当金は、結果がすぐに出るのも個人的には合っています。
どちらの投資方法にしろ、子どもの教育費が必要となるまでには長い時間があるので、ほったらかし投資を続けるのが重要だと思っています。
お陰様で第2子が無事生まれました。
早産でしたが、とっても健康です。ご報告させていただきます。
これからも二人の子どもの教育費をどうやって貯めていくか、増やしていくかを考え実践していきたい。
ではでは。
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