コロナショックで非常に神経質な相場が続いています。
ポジションを持つと大きな下落リスクにおびえ、ポジションを持たなければ、必ず来るであろう上昇相場に乗れない保有しないリスクを感じる日々です。
暴れ馬のような値動きでは、先を読むことは不可能ですし、コロナ収束もいつかはわかりません。
減配、業績下方修正も覚悟しながら、将来の安定配当、優待のある銘柄が下がったときに、保有し、あとはじっくりと上昇相場が来ることを待つのが得策かなと考えています。
今後も安定成長が続くと思われる駐車場運営事業者のパラカ(4809)を投資先候補として考えています。
安定配当に加えて、株主優待(クオカード)もあり、長期保有向けの銘柄です。
パラカ(4809)は増収・増益が続く駐車場事業者
パラカはコインパーキングを営む会社です。
創業以来23期連続で増収を続けています。
コインパーキング事業は、駐車場台数が増えれば増えるほど、利益を生んでいきますので、ストックビジネスとしても魅力的です。
リスクは解約されることですので、絶えず新規駐車場を開拓していく必要があります。
同業トップは、タイムズのパーク24(4666)ですが、増収・増益が続いていますね。私は日本駐車場開発(2353)を保有しています。
パラカの営業利益率
パラカは営業利益率が15%を安定して超えている高収益企業です。
単純比較はできませんが、パーク24が営業利益率8%程度ですので、かなり高収益と言えます。
営業費用売上倍率も高く、赤字リスクの低い企業と言えます。
高収益駐車場事業
パラカは、土地オーナーから土地を借りて駐車場を運営する業界共通のコインパーキング事業に加えて、土地を自ら所有し駐車場を運営する事業を持っています。
後者は、土地オーナーの都合によって解約されないというメリットがありますね。しかも、高収益!
セグメント比率では、保有駐車場は14%程度となっています。
駐車場車室数は、右肩上がりで推移しており2019年12月末現在で32,005車室が稼働しています。
業界規模で言えば、トップのパーク24、2位の三井リパークがこの業界を牛耳っています。
パーク24の資料から推測すると、パラカはD社かE社くらいでしょうか。業界5,6位といったところです。
利益剰余金は右肩上がり
自己資本比率は改善傾向であり、44%程度。利益剰余金も右肩上がりですので、財務も良好です。
D/Eレシオは、1.1倍程度。
パラカの株主還元
パラカの株主還元について、見ておきます。
パラカの配当金推移
パラカの配当金について、その推移を見ておきます。
2010年から減配知らずで、配当金はこの間に約9.1倍にも増加しています。
配当性向と増配率の推移
配当性向は、20年9月期がEPSの減少もあり、上がっていますが、それでも十分な増配余地を有しています。
増配率はやや落ちてきていますね。
営業キャッシュフローマージン
現金を稼ぐ力を見る営業キャッシュフローマージンは、10%を大きく超えており、キャッシュを稼ぐ力のある企業です。
キャッシュフローも良く、財務も良いので安心して保有できる銘柄と考えられます。
パラカの株価推移、株式指標
最後に、パラカの株価推移や指標面を見ておきます。
もしかしたら1000円を割れるんじゃないかと思っていたのですが、反転しています。
1500円割れたらすかさず突っ込んでおきたいと考えています。
コロナショックの影響はどこまで相場に与えるかは分かりませんし、二番底が来る可能性もあります。
決算期である9月末までに、チャンスが来ることを願うばかりです。
4809 パラカの株価指標 | |
株価 | 1,820(20年3月27日) 最新の株価はこちら |
PER(予) | 12.01 |
PBR(実) | 1.19 |
ミックス係数 | 14.25 |
配当利回り(予) | 3.0% |
配当性向(予) | 36.3% |
増配率(3期平均) | 7.0% |
PEGレシオ | 2.16 |
営業利益率(予) | 16.3% |
ROE(実) | 10.0% |
ROA(実) | 4.4% |
ROIC(実) | 3.7% |
営業CFマージン(実) | 13.7% |
自己資本比率(%) | 44.0% |
D/Eレシオ | 1.1 |
- ミックス係数とは、バリュー株投資の祖グレアムが編み出した指標。
- PERとPBRを掛け合わせて、22.5未満(PER×PBR)の銘柄を言います。
パラカの株主優待
パラカは、株主優待を実施しています。
100株保有で2000円分のクオカードがもらえます。
総合利回り4%と高いですね。株価1500円割れの総合利回り5%で狙いたいところです。
4809 パラカの総合利回り | |
配当利回り | 3.0% |
優待利回り | 1.1% |
総合利回り | 4.1% |
※優待利回り 2000円で試算 |
【2022年9月の権利確定日】
- 9月末日が権利確定日の権利付き最終日は9月28日(水)(この日までに株保有が必要)
権利落ち日は、9月30日(金)(この日以降に株を売っても優待がもらえる日)
パラカは長期保有向き
新型コロナウイルスの収束がいつかはだれにも分かりません。
パラカが保有する、運営する駐車場が急になくなることはなく、人の移動が再び戻れば、パラカの業績も上向いてくると思われます。
安定配当株であり、株主優待もあるので、のんびり長期保有向きの銘柄と考えます。
利益率高く、財務面でも不安なく、投資したい銘柄です。
将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は欠かせません。
資産運用の代表的なツールが「株式投資」。
株式投資では、ある程度の資金が必要ですが、何事も「小さく始めること」が大事です。
少額でも投資する良い方法があります。
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