10年ほど前に投資に出会ったときに、投資信託に投資しているブログをよく読んでいました。
その一つが「rennyの備忘録」です。
最近は、なかなか読む機会が減ってしまっていますが、インデックスファンドを中心に積立投資をしているという印象でした。
先日、「rennyさん アクティブ型重視(投信ブロガー)」(日経電子版)を読む機会があり、「ん?アクティブ重視?」と興味深く読ませてもらいました。
積立投信をしている方は、インデックスファンド中心というブロガーが多い印象だったので意外でした。
給与所得控除の縮小、消費税増税、可処分所得が減るようなことが続く一方、つみたてNISAや個人型DCのiDeCoなど、個人の資産形成の取り組みを後押しする制度もできていますね。
インデックス投信?アクティブ投信?
積立投信に関する本を読むと、ほとんどがインデックスファンドを推奨されていますし、資産形成をしていくには欠かせません。
と、言いながら、私はアクティブファンドへの積立投信しかしていません(楽天・全米株式インデックスファンドにも積立を始めました)。
「毎月3万円でも効果がでる積立投資。インデックスファンド主流のなか私はアクティブファンド中心」でもまとめていますが、市場平均と連動するインデックスよりも、どんな投資先なのか、どんな投資方針なのかを知ることができる「顔の見える」投資信託のほうが好みです。
勉強にもなりますね。
ひふみ投信 信託報酬年 1.0584%
ひふみ投信は設定来約5倍になっていますね。
≫ ひふみ投信
セゾン資産形成の達人ファンド 信託報酬年1.35%±0.2%
セゾン資産形成の達人ファンドは、設定来約2倍になっています。
このほか、積立投資はしていませんが、インデックスファンドでは楽天バンガード(VTI)を保有しています。
全米株式に幅広くローコスト・ファンドとしてかなりいい商品ができましたね。
≫ 楽天ふるさと納税で貯まった楽天スーパーポイントで投資信託を買う資産形成術
rennyさんがこんなことを言われていました。
「ただ、インデックス型は自分がほとんど知らない企業にも機械的に投資するという点に疑問を感じ始めました。
最終的な投資企業や組み入れ配分を、市場平均という『システム(仕組み)』に委ねるのではなく、信頼できて共感できる『人』に託したいと考えるようになったのです」
新規購入はすべてアクティブファンドに切り替えているようですね。
良くも悪くも市場平均と同じリターンをめざすインデックスファンドは、パフォーマンスの悪い企業にも投資せざるを得ません。
例えば、不祥事のあった日産、神戸製鋼、東芝などにも投資せざるを得ないわけですが、私は個別に投資しようとは全く思わない企業です。
月に1度のレポート
アクティブファンドに投資している理由のひとつに、月に1度のレポートを読み、どんな企業に投資しているのかを知る、見ることができるのもメリットです。
単純に彼らの考えや声を聞き、知りたいというのがあります。
月に1度の時価評価を確認するついでに読んでいますし、ひふみ投信では運用報告をユーチューブで見ることもできますね。
ひふみ投信は、毎年のようにTOPIX(インデックス)よりも高いリターンを実現していますね。
毎月積立がもっとも簡単
投資信託は次から次へと新しいものが出てきます。
インデックスファンドもコストを下げたものもどんどん出てきます。
私は、数百万円にもならない運用資産では、わずかな信託報酬の差を気にしすぎる必要はないし、低コストのインデックスファンドが出てくるたびに乗り換えるのも効率が悪いと思っています。
何より手間だし、面倒くさい。
積立投信の良い点は、『簡単・手間いらず』で続けやすいことです。
わずかな信託報酬の差を見て、手間をかけてしまうよりは、私はその調べる時間をほかに充てたいと思うほうです。
インデックスでもアクティブでもいいので始めてみる
どんな投信がいいのか?というのは、悩みどころです。
あまりにも数が多いですが、多くは選択の土壌にも乗らないものです。
インデックスファンドでは、「【極論】インデックスファンドは迷ったら「ニッセイ」を買っておけば間違い無し!」にもあるように、「ニッセイ」シリーズを選んでおくで私もまったく異論ありません。
アクティブファンドはrennyさんの保有ファンドが参考になります。
◎SBI 中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ(愛称:jrevive)(年2回決算型)
直近1年間のリターンを比べてみると、SBIジェイリバイブや三井住友・中小型株ファンドのパフォーマンスが良好ですね。
我が家は、老後資金の積立であるiDeCoもアクティブファンドを活用していますが、顔の見える、運用を知ることができるファンドにこれからも投資していきたいですね。
日経ヴェリタス(2017.11.26)で日本株の投資信託で、52習騰落率ランキングが掲載されています。
- JPMジャパン・テクノロジー・ファンド(104.2%上昇、純資産額34億円)
- 日興グローイング・ベンチャーファンド(68.8%、112億円)
- 小型株ファンド(66.1%、143億円)
- SBI小型成長株ファンド ジェイクール(66.0%、57億円)
- 女性活躍応援ファンド(62.2%、93億円)
- SBI中小型割安成長株F ジェイリバイブ(60.8%、239億円)
- 中小型割安成長株F ジェイリバイブ(年2回)(60.7%、218億円)
- スパークス・プレミアム・日本超小型株式F(55.9%、104億円)
- JASDAQオープン(55.2%、140億円)
- 三井住友・中小株ファンド(54.1%、30億円)
過去のパフォーマンスが将来のパフォーマンスを約束するわけではありませんが、参考になります。
時間を味方につけよう
市場から撤退せずに、市場に居座り続けること。
このために、最も楽なのが積立投資です。
そして、複利で資産形成していくために、時間を味方に付けるのが一番ですね。
「投資の最終的なパフォーマンスを決めるのは、どれだけのお金をどれくらいの期間、市場に置いたかどうかで決まる、と実感しています。
若い世代の人は少額でも早く始め、時間を味方につけるのが得と思います」
積立投信の良いところは、積立をしていることを忘れてしまうこと、先取り積立なので残りの金額で生活できることという副次メリットもありますね。
時間がかかるので、こうした積立投資で成功された方の記事を読むと励みになります。
不安になるときもありますが、信じて続けていく、淡々と続けていくことを忘れずにしたいですね。
リーマンショックという大きな危機も経験しているファンドたちですので、リスクも知りながら、投資できます。
インデックスファンドを中心に資産形成が王道です。コストを抑え、市場のリターンを目指せるファンドです。
ただ、アクティブファンドだからというだけで排除するというのではなく、一部を投資してみるのもいいものだと思い、私はアクティブ投信に積み立てをしています。
ではでは。
積立投資の考え方を学ぶことができます。
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