イオンカードを持っていない人のほうが少ないのではないかと思うくらい人気のクレジットカードを手掛けるイオンフィナンシャルサービス(8570)。私はカードは持っていませんが(汗)、株は保有しています。
イオンカードのほかにイオン銀行も手掛けています。
イオングループの金融持株会社として、金融の中核を担っています。
イオンカード、電子マネーWAON、イオン銀行などイオンを使っている方であれば、ほぼ網羅しているんではないでしょうか。
イオン自体は、あまり利益率の高い会社ではありませんが、不動産や金融で稼ぐビジネスモデル。
その金融を担うのがイオンフィナンシャルサービス(イオンFS)です。
安定配当株、高配当株として魅力的。
キャッシュレス決済の普及に伴い、今後も追い風は吹いてそうです。
イオンFSの配当金推移
コロナショックの影響で株価が下がり、配当利回り6%以上と高配当株になっています。
配当金推移を見ておきましょう。
配当性向は30%台でおおむね推移しており、減配せずに来ています。
1995年度以降、25期連続で減配していない累進配当銘柄と言えます。
配当金の推移詳細です。
しかし、コロナ禍の影響により、減配してなかった記録が途絶え、大幅減配を発表しています。
配当性向は30%~40%が目安ですが、減配し、99%まで上がっています。
減配リスクの低い銘柄と考え、保有していますが、まさかの減配です。
増配率
増配率の推移を見ておきます。
このところは、配当を維持しているような状態でしたが、66%の減配に。。。。
株主優待
イオンフィナンシャルサービスは、イオングループでは珍しく、株主優待を実施していません。
ほかのイオングループは、株主優待を実施しており、内容も魅力。
リンクは各社のIRページに飛びます。
銘柄 | 証券コード | 現在値 (¥) | 営業利益率(%) | 配当 (¥) | 配当(%) | 配当性向(%) |
イオン(株) | 8267 | 1,993 | 2.67% | 36 | 1.81% | 121.2% |
イオンモール(株) | 8905 | 1,726 | 19.02% | 40 | 2.32% | 27.0% |
イオンフィナンシャルサービス(株) | 8570 | 1,692 | 16.28% | 68 | 4.02% | 38.6% |
(株)イオンファンタジー | 4343 | 2,881 | 6.92% | 50 | 1.74% | 45.9% |
イオンディライト(株) | 9787 | 3,485 | 5.71% | 65 | 1.87% | 30.1% |
ウエルシアホールディングス(株) | 3141 | 5,440 | 3.88% | 46 | 0.85% | 24.0% |
イオンFSの業績
イオンFSの強みは、なんといってもイオングループの顧客基盤を活かした金融での収益力です。
イオンは、国内のみならずアジアでも展開しています。
海外の経常利益構成比は50%と国内と国外で半分ずつ利益を出しているグローバルな会社ですね。
「アジアNo.1のリテール金融会社」を目指して、日本を含む12か国で展開。
ショッピング取扱高
イオングループでの展開、キャッシュレス、ネット通販とクレジットカード業界にとっては伸びる要素が多いですね。
業界最大手のクレディセゾンを抜くほどになっています。
マーケットシェア(2017年度)で見ると、クレディセゾン、三井住友FC、三菱UFJFG、楽天カードに次いで業界5位の会社。
20年2月期もカードショッピング、キャッシングともに好調で推移しています。
月次で公開されているのは少し驚きました。
イオンFSはIRページが充実しているのも良いですね。
イオンFSの業容
中核となるのは、イオンカードです。
国内外で展開するイオンカードは、WAONポイントが良く貯まりますし、毎日のように使うのであればイオンカードを使いますよね。
会員数を増やしていけば、売上高も順調に伸ばしています。20年2月期は、やや落とす予想となっていますが、11か月の変則決算のためです。
コロナ禍の影響
コロナ禍の影響により、日本をはじめ外出自粛の影響が大きく出ています。他国では、ロックダウン措置もとられており、もろに業績を直撃しています。
イオンモールの閉鎖の影響も出ていますね。
高かった利益率は急激に落ちています。
「イオン」という莫大な集客力がありますので、カード会員数を増やしていくことで、更なる収益力を生むことができます。
加えて、やはりアジアで展開している点も強みですね。
ほかのクレジットカードは、国内での展開がメインとなっているので、この点はイオンFSの強みでもあります。
所得が増えていけば、消費が増え、クレジットカードを使う頻度も上がるでしょうし、ますます成長しそうです。
株価推移
株価の推移を見ておきましょう。
9年ぶりの安値を付けています。絶好のチャンスと思い、投資をしました。
20年2月期は減益決算ですし、今回のコロナショックの影響で業績はさらに悪化しそうですが、長期保有では問題ない銘柄と考えています。
大減配はしましたが、保有方針です。
株価指標
8570 イオンフィナンシャルサービスの株式指標 | |
株価 | 1,128円 最新の株価はこちら |
PER(予) | 48.62 |
PBR(実) | 0.62 |
ミックス係数 | 30.08 |
配当利回り(予) | 2.0% |
配当性向(予) | 99.1% |
増配率(3期平均) | -22.1% |
営業利益率(予) | 2.2% |
PSR (時価総額÷売上高) | 0.53 |
PEGレシオ (PER÷EPS成長率) | -1.51 |
ROE(実) | 1.3% |
ROA(実) | 0.1% |
営業CFマージン(実) | 49.1% |
自己資本比率 | 7.1% |
D/Eレシオ | 2.25 |
ネットD/Eレシオ | 0.48 |
イオンFSは買いか?
イオンFSは、イオングループの金融中核会社として安定した収益を誇っています。
それも高いレベルで。
25年連続で減配をしていないことも、その裏付けと言えます。
配当利回りは6%を超えており、安定配当株としても魅力的でしたが、大幅減配により、配当利回り2%まで下がっています。
経済活動が戻ってくれば、また、元の配当水準に戻せると考えていますが、短期では厳しいですね。
キャッシュレス決済の普及に伴い、クレジットカード関連銘柄は、着目しておきたいですね。
クレジットカード業界について、まとめてみました。
クレジット関連銘柄では、ジャックス(8584)が好調です。
また、百貨店の丸井グループがエポスカードで成功していますね。
将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は欠かせません。
資産運用の代表的なツールが「株式投資」。
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