私が投資を始めたのは2009年。リーマンショックが起きた翌年です。
そのときは、まだ結婚する前だったのですが、すでに結婚は決まっていたので、夫婦で家計管理をするようになっていました(厳密にはそのときは夫婦じゃないけど)。
とりあえず、キッカケは忘れましたが、投資本を読み漁ったのがそのときです。
暇があれば読みまくっていました。めちゃくちゃ楽しかったんです。
えっ、お金ってこうやって増やしていけるの?と発見ばかりでした。
私の悪いところで、選択肢一本で絞ってしまうのが悪いところ。
幅広く考えるのが大事ですよね。その当時は、個別株に投資するのは無理と考え、投資信託一本でした。
当時投資をしたのは、インデックスファンドとセゾン投信です。投資したときの環境がどん底だったので、投資すれば利益が出るというとき。運も良かったですね。
給料が増えない時代。副収入を作るためにも、お金を増やす取り組みは家計に取り入れたいもの。
移り変わりしまくる投資方針だった(猛省)
当時は、軍資金もなかったので、少額で積立投資をしていました。インデックスファンドとセゾン投信です。確か、合計月2万円くらいしていました。
投資するお金が小さいので、当然ながら、利益も小さい。それでも、預金では手に入らない利益(含み益)が出ることにイチイチ嬉しがっていました。
いま振り返ると、この積立投信をずっと続けていれば、いまは相応のリターンが出ていたのだろうと思います。
2年くらい続けたあと、ちょっとずつ欲が出てきました。人間欲を出すと失敗するものです。
インデックスファンドへの投資に飽きちゃったんです。
リバランスするくらいで、特にやることないですからね。そう、その間にも投資本を読んでいたのですが、
企業に応援したい
って気持ちが芽生えてしまいました。
プロがしのぎを削る市場に飛び込んでしまったのです。
個別株に投資を始める
おおーーい、インデックスファンドで積立投資を続けるって方針はどこいったんだ?というくらい、個別企業を見始めます。
バフェットの教訓という本にこんなことが書かれています。
ウォーレンが看破しているとおり、人々は少額の投資を行うとき、一貫した投資戦略に例外をつくってしまう傾向がある。このような振る舞いは最終的に、規律正しい投資姿勢を台無しにしかねない。
投資ゲームでは規律正しさが成功の鍵となる。人生のさまざまな場面で、規律正しさが成功につながるように・・・。
きちんと規律を持って投資に臨めば、勝てる世界。そう思います。自分がフラフラすればするほど、目移りするほどによろしくありません。
個別企業に興味を持ち始めたときに、バフェットの言葉で「会計はビジネス言語」だということに心を打たれ、財務の勉強をし始めます。
財務諸表を読み漁っていました。
ちょうどスマホを手に入れていたので、通勤時間に企業のIR情報にアクセスしては、有価証券報告書を読む毎日です。
ここで、私は財務も抜群で技術力もある参入障壁の高い事業を持つ企業やトップシェアの製品を持つ企業に投資します。
今まで持ち続けていれば、ものすごい利益を出していますが、この方針もあほうことか手放してしまいます。
アベノミクスで大敗する
なぜ、手放したのか。
そのとき、空前の株高アベノミクスさんがやってきます。私にとっては、初めての株高局面です。
うぉい、なんじゃこりゃ。
もう短期間(3ヶ月とか)で数倍になる株とか、そんなあるんかい!というくらい衝撃を受けます。新聞にもたびたびそうした銘柄が掲載されていました。
(ここで悪い人がやってきました)
いま、この相場に乗らないでいつ乗るのさ
いや、そんな甘い言葉に惑わされたらだめだ、持ち続けよう。そう決めたんだから。
当時私が持っていた銘柄は、たったの3つです。
テルモ、ツムラ、日本電産。
集中投資をしていました。含み益も2倍以上になっていたのですが、集中投資をしていた分、ほかに投資をする余力はゼロ。
投資余力を作るには、これを手放す必要があります。
優良銘柄を持ち続ける気持ちを貫いていれば、いまでは2倍どころではありません。
株価を見過ぎてはだめ
このときに、株価を見過ぎてはだめですね。
上がりまくる株価につられるように、私はなぜか『売り』ボタンを押していました。
ひっひっひっ!引っかかったな。この企業が上がるぞ~。買え買え~
冒険のつもりで、ちょっと買ってみよう。
まさに、あほうな行動を取った瞬間でした。
しかも、運の悪いことに、わずか半日で10数万円の利益を出してしまいます。
もうこれは今思うといらん利益でした。
こんなに簡単に儲かるんだ・・・・。
このあと高値掴みをしたのは言うまでもありません。
そして、何よりあかんかったことは、
仕事中、株価が気になって仕方がなかった・・!!!
これは人としてあかんわ・・・と思い、仕事に支障が出てしまう前に、
元の投資方法に戻すことを決意します。
優良企業を見つけて、持ち続けるのんびり投資がベストだと気付いたときでした。
その代償は大きかったですが・・・。
コツコツ積立投資と配当金投資へ
そのあと、我が家はマンション購入を決意し、頭金を貯めるために投資から離れました。
ブログも始めて、ブログにはまっていたこともあって、投資と距離を置き始めていたのです。
ひふみ投信の積立投資も始めて、配当金を重視する投資を始めています。
お金を短期間で増やしたい・・!!
そうした気持ちが今でもないわけではありません。
でも、私にはそうした才覚はないし、なによりリスクを取り過ぎて、お金を減らすわけにもいきません。
失ったお金の代償は、反省と経験です。
これを活かさなければ、正真正銘のほんとのあほうになってしまいます。
仕事中、株価も気にならず、眠りにつく前に株価も気にならず、目の前のことにちゃんと集中できる自分を作る。
そうした環境を守りながら、投資を続ける。
まさに、のんびり投資です。
鈍行ですが、着実に進む投資をしていきます。
私は、楽観的で夢見がちですが、10年後には今以上の資産を作っているはずです。
なぜなら、お金を減らさない投資を始めているからです。大きく勝てなくていい。
お金を減らさずに、着実にのんびりとお金が増えていけばいい。
それが、私にとっての心地よい投資環境ということを、随分と遠回りしましたが分かりました。
ちょっと振り返ってみました。
お金を減らさない。それが一番大事です。
ではでは。
あなたものんびりお金を増やすために、まずは行動を起こしてみましょう。
≫ ひふみ投信に資料請求をする
コメント