5万円以下で買える高配当株・双日(2768)です。
保有している銘柄ですが、総合商社のなかでも、手軽に買える金額なのでこれ1枚持っておくだけで、100万円お金を預けるより多くの配当金をもらうことができます。
銀行預金と違って株価の下落リスクはありますが。
2003年に日商岩井とニチメンが統合して生まれた会社です。
5大商社(三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、住友商事、丸紅)に加えて、7大商社では双日と豊田通商が入ってきます。
自動車、航空、肥料などに強みがあり、非資源分野の資産を多く保有していることから、投資先としても魅力を感じています。
何より株価5万円以下で手軽に買えるのが良い!
LINE証券での積立投資にもうってつけですね!高配当4%以上・増配株
配当利回り4.75%(株価358円、配当金17円)と高い利回りを誇っています。
株価4万円以下で購入できる点も魅力ですね。
毎年増配するわけではありませんが、長期的には増配基調です。
13年3月期から見ると、配当金は6倍近くに増やしています。
配当性向を段階的に引き上げており、20年3月期は配当性向30%まで引き上げています。
今の配当は維持してくれるでしょう。
双日の事業・強み
資源分野は「金属・資源」がありますが、非資源分野の割合が高いですね。
本部門(自動車、航空産業・交通、機械・医療、エネルギー・社会、金属・資源、化学、食料・アグリ、リテール・生活産業、産業基盤・都市開発)の9事業を展開しています。
国内民間航空機代理店は1位のシェアを誇っています。
20年3月期2Qは大幅減益
2020年3月期2Qは、大幅減益(前年比▲12.2%)となっています。
収益構造の中身を見てみると、非資源分野を中心に収益力を強化しています。
資源分野は、どうしても市況に大きく影響し、業績のブレが大きくなってしまいます。
資源分野ではレアメタルの輸入シェアはトップクラスです。
16年度は軒並み総合商社が赤字となったのは記憶に新しいところです(三菱商事や三井物産は上場来初の最終赤字)。
2017年日本で自動車販売事業に参入しており、2018年GMOクラウドとコネクテッドカー関連事業の推進で業務提携をしています。
20年以降は次世代モビリティの時代が到来してきますので、双日もこの分野での活躍を期待したいですね。
航空産業に強みを持っていますが、IoT分野にも参入していますね。
売上構成比・利益構成比
収益構造は、非資源分野が多くを占めています。
19年3月期(2018年度)の売上構成比でみると、このような感じになります。
一方、利益面で行くとまだまだ資源分野に頼っている状態です。
半数近くが「金属・資源」分野に頼っていますね。
非資源分野の資産が約2兆円
双日の資産を見てみると、資源分野を減らし、非資源分野の資産が順調に増えています。
特に、自動車部門には力を入れていて、安定的な成長をめざしています。
今まで知りませんでしたが、双日は現代自動車の組み立てや販売事業を担っています。
ディーラー事業やオートローン事業を海外で展開しており、順調に業績を伸ばしています。まさに成長分野ですね。
今期の2Qの減益は気になるところですが、順調に業績を伸ばしています。
商社は何かと負債が多いイメージですが、ネットDERは1倍程度と、双日は健全経営です。
自己資本比率は26.9%です(19年3月期)。
営業キャッシュフローもプラスで推移しており、フリーCFもプラスですので、現金収入は盤石です。
配当金に響いてくるので、こうして現金収入が安定して獲得できているのは良いですね。
双日の株価、株価指標
双日の株価と株価指標を見ておきましょう。
- 株価 358円
- PER(予) 6.2倍
- PBR 0.72倍
- ROE 11.64%
- 配当利回り 4.75%
- 配当性向 29%
- 時価総額 4480億円
となっており、指標面でも割安ですね。
総合商社はどこも指標面では、割安ですが、双日は総合商社のなかでもトップクラスの高配当株となっています。
コード | 会社名 | 株価 | PER | PBR | 配当利回り(%) | ROE(%) | 自己資本(%) |
8058 | 三菱商事 | 2,935 | 9 | 0.82 | 4.5 | 9.13 | 34.45 |
8001 | 伊藤忠商事 | 2,536.5 | 8 | 1.37 | 3.35 | 17.02 | 29.08 |
8031 | 三井物産 | 1,983.5 | 7.7 | 0.81 | 4.03 | 10.56 | 35.69 |
8053 | 住友商事 | 1,670 | 7 | 0.75 | 4.79 | 10.82 | 35.01 |
8002 | 丸紅 | 825 | 6 | 0.72 | 4.24 | 12.14 | 29.05 |
8015 | 豊田通商 | 4,005 | 9.5 | 1.19 | 3 | 12.54 | 26.92 |
2768 | 双日 | 358 | 6.2 | 0.72 | 4.75 | 11.64 | 26.92 |
投資額も小さいので、丸紅同様にポートフォリオに入れやすいのではないでしょうか。
双日への投資方針
総合商社の一角である双日(2768)ですが、収益面では資源分野が多くなっていますが、非資源分野へ注力しています。
売上・資産構成は非資源分野のウェートが大きくなってきていますね。
営業キャッシュフローも潤沢であり、長期的には安定配当を維持してくれると考えています。
単元株が3万円台と低いので、手軽に投資できますね。
少額投資にも最適なLINE証券での、個別株積立投資先としても有効ではないでしょうか。
私はのんびりと配当をもらいながら保有し続ける方針です。
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