久しぶりにキヤノンを見たら、配当利回りが5%近くになっていました。
株価が軟調なので、配当利回りがグンと上がっているんですね。
初めてキヤノンを投資したのは、2012年ころですが、そのときは株価が2200円くらいでした。
そのあと売却してしまいましたが、高配当株へのシフトをしているので、再び注目しています。
キヤノン(7751)の配当利回り・配当金推移・増配率についてまとめています。
キヤノンの配当金推移・配当性向
キヤノンの配当金推移と配当性向です。
配当性向は、70%程度なので増配余力がありますが、配当性向が100%を超えている年もありますね。
我が家は、毎年配当金を増やしくれる増配銘柄を投資の基本としています。
また、減配しないことも大事ですが、増配銘柄であれば減配リスクが最も低いと考えているからです。
増配率
キヤノンは、減配こそしませんが、増配に積極的というわけではありませんね。
30年減配なし
1988年以降30年間、一度も減配をしたことがないキヤノンです。
30年減配がないというのはすごいことです。
バブル崩壊、ITバブル、リーマンショックを乗り越えて、減配せずに来ています。
増配銘柄ではないことが残念ですが、貯金株として保有するのもありですね。
今のように株価が下がって配当利回りが高くなっているときは、チャンスと感じます。
ただ、我が家は増配銘柄に拘っているので、増配に積極的でないのは残念。
配当利回り推移
とはいえ、減配はせず、増配も定期的にしています。
このため、配当利回りは徐々に上がっていますね。
配当利回りが5%を超えてくれば、投資妙味があるでしょうか。
1株160円の場合であれば、3,200円を割れば5%を超えてきます。
株価推移(月足)
リーマンショック以降の株価です。
高値ラインは4,500円です。
2010年、2015年、2017年と4,500円前後をめどに下落していますね。
株価はたいして上がらないので、パフォーマンスとしては悪いですね。
減配しないというのが唯一の救い・・・。
3000円割れでは積極的に拾ってもいいのかもしれません。
【追記】2019年12月期第1四半期決算 大幅減益
第1四半期は、営業利益が47.6%も減益となりました。
レンズ交換式カメラの下方修正など、厳しい決算内容となっております。
通期も純利益が20.9%も減益と大幅下方修正となっています。
キヤノンの事業構成
キヤノンは、複合機とカメラの2本立ての会社です。
近年は、医療機器や監視カメラなどの会社を買収し、事業モデルを拡大していっています。
キヤノンは、特許戦略も優れている会社なので、強みがあるんですよね。以前、キヤノンの特許部出身の方が書いた本を読みました(題名忘れた)。
すでに、売上高の8割が海外で稼ぐモデル。
グローバル企業です。
世界シェア
キヤノンは、デジタルカメラで世界シェアトップです。
レーザープリンターでも世界シェアNo.1なんですね。
カメラはスマホに、プリンターは電子化により、安定と思われた事業はやや軟調です。
Nikonしかり、EPSONしかりです。
キヤノンは、カメラメーカーからプリンター事業に手を出し、今は医療機器にも事業を拡大しています。
時代に合わせて、事業拡大をしている印象です。
売上高・営業利益率
売上高は、4兆円が一つの目安です。
2017年に超えましたが、それまではずっと横ばいで推移。
営業利益率はやや低下傾向ですが、2018年通期は上昇しました。
しかし、2019年通期は7%台に再び下がる予想。
ちょっと物足りない営業利益率です。
キャッシュフロー
フリーキャッシュフローは、順調です。稼げる会社です。
営業キャッシュフロー÷売上高で求める営業キャッシュフローマージンも、安定して10%以上をたたきだしています。
2018年は営業キャッシュフローが大きく下がり、営業キャッシュフローマージンんも大きく下がりました。
これは注意ですね。
キャッシュフローが悪くなれば、配当金にも影響してきます。
減配しないことは強み
配当金狙いの投資で、最も避けたいのが減配です。
減配すると、株価下落とのダブルパンチを喰らいかねません。
高配当株であったサンリオ株に投資し、そのあとの業績不振で減配に次ぐ減配で、株価も下落しました。
そうした反省もあるので、個別株への投資は、増配銘柄を基本としています。
キヤノンはどうでしょう。
高配当利回り株ということで、調べてみましたが、増配への姿勢は積極的でないと感じます。
やはり、家計のキャッシュフローを強くしていくためには、限られた投資元本の効率性を考えると増配銘柄は欠かせません。
高配当利回りであっても、キヤノンへの投資は消極的にならざるを得ません。
いい会社なんだけどな。。。
我が家は、SBI証券をメインに利用していますが、投資することによる効果は大きいものです。
ではでは。
日本株の増配銘柄一覧です。
コード | 銘柄名 | 連続増配年数 | 配当性向 |
---|---|---|---|
4452 | 花王 | 30 | 39% |
8566 | リコーリース | 25 | 23% |
7466 | SPK | 22 | 24% |
4967 | 小林製薬 | 21 | 28% |
8593 | 三菱UFJリース | 21 | 32% |
4732 | ユー・エス・エス | 20 | 50.1% |
9058 | トランコム | 19 | 20% |
9436 | 沖縄セルラー電話 | 19 | 40% |
2391 | プラネット | 18 | 64% |
8113 | ユニ・チャーム | 18 | 26% |
9433 | KDDI | 18 | 41.7% |
8439 | 東京センチュリー | 18 | 26% |
8424 | 芙蓉総合リース | 18 | 23% |
5947 | リンナイ | 18 | 23% |
9989 | サンドラッグ | 18 | 32% |
6869 | シスメックス | 17 | 36% |
8425 | 興銀リース | 18 | 23% |
2914 | 日本たばこ産業(JT) | 16 | 75% |
8876 | リログループ | 17 | 30% |
7504 | 高速 | 16 | 26% |
増配銘柄への投資は、ネット証券が便利です。
コメント