配当金収入を増やしていくために、「高配当」「増配」をキーワードに投資をしています。
日本たばこ産業(JT)やNTTドコモなど生活必需品銘柄への投資が主となっていますが、やや偏ったポートフォリオなので、それ以外の銘柄への投資を検討しています。
オリックスやブリヂストンなどへの投資を検討していますが、株価の関係もあるので、まだ実行できていません。
今回、紹介するのは、東京海上ホールディングス(証券コード 8766)です。
保険事業は、最強のビジネスともいわれますので、ポートフォリオに組み込みたいと考えています。
株式投資では知らない人はいないウォーレンバフェットが運営するバークシャーのメイン事業は保険事業です。投資会社の印象が強いですが、実は世界最大の損害保険会社です。
保険事業が魅力なワケ
ビジネスにおいてもっとも悩ましいのが、「お金の回収」です。
売り上げが上がっても、「資金回収」がなければ、企業は回っていきませんよね。
保険会社は、加入者からさきに保険料を受け取って、それを運用し、保険事由が発生した場合に保険金を支払うという「後払いのビジネスモデル」です。
あまりこういうビジネスモデルはないのではないでしょうか。
「キャッシュインとキャッシュアウトの時間差」が優位性を生んでいるわけです。
保険会社は、常に運用資金を手元に置いています。手元のお金を減らすことなく、他人のお金で運用をし続けることができるのも強みですね。
また、保険に加入していても、全員が保険金を受け取るわけではありませんよね。我が家も何年も保険料を払い続けていますが、唯の一度も保険金を受け取ったことはありません。
保険は還元率100%を切る商品とも言えます。
販売しても、商品(保険金)を支払わなくてもいいこともある事業モデルなのです。
これがコンビニなどに行って、お金は払っても商品を受け取れないとクレームものですが、保険ではそれがあり得るのです。
東京海上HDの配当金推移【8年連続増配】
東京海上HDは、8年連続で増配しています。18期連続で減配なしです。
1株180円(2018年度)となっており、配当利回りは3.44%(株価5,550円)と高配当株です。
リーマンショックのときにも減配することなく、配当金を安定して出しています。
2018年度の配当性向は40%程度となっていますね。
2018年度は特別配当もあるので、大幅に配当金が増えています。
グラフは更新していませんが、
2019年度は+10円増配(2018年度の特別配当は落として)の1株190円となりました!
2020年度は、普通配当は10円の増配を発表!
2002年の上場以来、一度も減配をしていません。
あのリーマンショックのときでさえ、減配していないのはとても心強い株主への姿勢です。
増配率の推移
増配期間中、10%以上の増配を続けています。
増配率が10%を超える銘柄は、投資する後押しとなります。
2018年度(180円)→2019年度(225円)の増配により、25%の大幅増配(普通配当は5.6%の増配)です。
配当利回りの推移
配当利回りの推移です。
興味を持ったのが、2012年あたりだったのですが、そのときは、2%程度の利回りと高配当とは言えませんでした。
増配のことを加味して、投資をしておけばよかったと思いますが、後の祭りですね。
東京海上HDは、株主還元も積極的ですし、なによりリーマンショックのときに減配しなかったのは強みです。
正味保険料・経常利益
メガ損保で首位級の東京海上HDですが、正味保険料は順調に増えています。
経常利益率は10%前後で推移していますね。
同じメガ損保のMS&AD(証券コード 8725)の経常利益率は5.5%程度ですので、東京海上HDの利益率の高さが伺えます。
2018年夏号の四季報によると、支払い余力比率は827%と抜群です。(MS&ADは701%)
営業キャッシュフローもプラスで推移しています。フリーキャッシュフローは、海外企業の買収などもあり、マイナスとプラスが交互になっています。
東京海上HDは、海外事業にも力を入れています。
東京海上日動の変革によると、イギリスや米国などの保険会社を手中に入れていますね。
2007年 (平成19年) | 6月 | シンガポール・マレーシアで生損保事業を展開しているアジアジェネラルホールディングスリミテッドの買収 |
---|---|---|
2008年 (平成20年) | 3月 | 英国ロイズ キルン社の買収 |
12月 | 米国損害保険グループ フィラデルフィア・コンソリデイティッド社の買収 | |
2012年 (平成24年) | 5月 | 米国の生損保兼営保険グループ デルファイ・ファイナンシャル・グループ社の買収 |
2015年 (平成27年) | 10月 | 米国スペシャルティ保険グループHCCインシュアランス・ホールディングス社の買収 |
2017年 (平成29年) | 7月 | Tokio Marine Asia Pte. Ltd. の完全子会社化 |
グループ総資産は23兆円となっています。
海外事業にも積極的
東京海上HDに投資を検討しているのは、海外保険事業の拡大です。
国内だけでは成長余力は限られますので、グローバルな展開をしている企業です。
2002年度は、事業別利益のうち国内は96%となっていましたが、2018年度は44%まで下がっています。
海外事業は45%にまで拡大しています。
配当金再投資後のキャピタルリターンは、TOPIXを上回って推移していますね。
購入検討しときは、20万円台だった株価は、50万円を超えています。
安定して利益が出る事業モデルから生み出される増配・配当金は期待したいですね。
株価指標 株価チャート
指標的には割安ですね。
PERは12.0倍と、益利回りは8.3%あります。
PERは割安かどうかを見る指標ですので重視しています。高すぎるPERは高値掴みになりかねません。
私にとって、PER12倍程度というのは、投資を後押ししてくれる指標となっています。
配当金収入で家計力のアップ
配当金を出し続けられる企業は、事業モデルがしっかりとしています。
配当金(現金)を見せてくれることは、経営が順調であることを確認できます。
営業キャッシュフローもプラスで推移しており、保険事業というビジネスモデルも含めて、保有したい銘柄です。
我が家の投資候補の銘柄です。
企業名(リンクは分析記事) | 配当利回り | 連続増配年 |
---|---|---|
【1413】ヒノキヤグループ | 5%程度 | 13年以降減配なし |
【1431】Lib Work | 1%未満 | 四半期配当 |
【1878】大東建託 | 11期連続増配 | |
【5108】ブリヂストン | 3.9%程度 | 9年 ストップ(2019年) |
【1808】長谷工コーポレーション | 5.8%程度 | 配当下限を設定 |
【2379】ディップ | 2%程度 | 7期連続増配 |
【2412】ベネフィット・ワン | 1%程度 | 減配なし |
【2503】キリンHD | 2%程度 | 上場以来減配なし |
【8111】ゴールドウィン | 1.0%程度 | 9年 |
【8766】東京海上ホールディングス | 3.3%程度 | 7年 |
【2760】東京エレクトロンデバイス | 4.0%程度 | |
JR各社の比較 | 1.0%~ | - |
【3201】日本毛織 | 2.7% | 40年非減配 優待あり |
【3252】日本商業開発 | 3%程度 | 年2回優待 |
【3288】オープンハウス | 2.0%程度 | 8年連続増配 |
【3418】バルニバービ | 0.5%程度 | |
【3635】コーエーテクモ | 1.6%程度 | 11年連続増配 |
【3673】ブロードリーフ | 1.5%程度 | 優待銘柄 |
【3677】システム情報 | 1.0%程度 | 6期連続増配 |
【3763】プロシップ | 2.5%程度 | 優待あり |
【3915】テラスカイ | 無配 | 株主優待あり |
【3923】ラクス | 0.2%程度 | 9期連続増配 |
【3939】カナミックネットワーク | 0.2%程度 | 株主優待あり 配当性向20%目安 |
【3969】エイトレッド | 1.0%~ | 4年 Saas銘柄 |
【4436】ミンカブ・ジ・インフォノイド | 0% | |
【4443】Sansan | 無配 | Saas銘柄 |
【4507】塩野義製薬 | 1.5%程度 | 9年連続増配 |
【3762】テクマトリックス | 過去10年減配なし | |
【3830】ギガプライズ | 0.3%程度 | |
【4348】インフォコム | 1.0%程度 | 過去10年減配なし |
【5301】東海カーボン | 1.5%程度 | |
【6080】M&Aキャピタルパートナーズ | 0% | |
【6088】シグマクシス | 1.0%程度 | |
【6196】ストライク | 0.5%程度 | 5期連続増配 |
【7172】ジャパンインベストメントアドバイザー | 2%程度 | |
【9434】ソフトバンク | 6.0%程度 | 0年 |
【9436】沖縄セルラー | 3.0%程度 | 18年 |
キヤノン | 5.0%程度 | 0年 |
日産自動車 | 5.7%程度 | 9年 投資予定なし |
SUBARU | 5.0%程度 | 0年 投資予定なし |
【8058】三菱商事 | 3.9%程度 累進配当政策採用銘柄 | 3年 |
【8053】住友商事 | 5.2%程度 | 3年 |
【8002】丸紅 | 4.5%程度 | 4年連続増配 期初公表の配当を下限 |
【8095】イワキ | 2.7%程度 | 5期連続増配 |
【2768】双日 | 4.5%程度 | 0年 |
【8316】三井住友フィナンシャルグループ | 4.0%程度 累進配当政策採用銘柄 | 0年 |
【1928】積水ハウス | 4.7%程度 1月決算 | 6年 |
【1925】大和ハウス | 3.0%程度 | 10年 優待あり |
【8934】サンフロンティア不動産 | 3.0%程度 | 9年 ホテル優待 |
花王 | 1.5%程度 12月決算 | 29年(国内トップ) |
【4004】昭和電工 | 4.5%程度 | 3年 |
【8267】イオン | 1.8%程度 | イオンのビジネスモデル |
【3382】セブン&アイHD | 2.5%程度 | セブン&アイHDのビジネスモデル |
【2782】セリア | 1.9%程度 | 9年連続増配 減配なし |
【7552】ハピネット | 4.0%程度 | 1株配当金50円下限設定 |
【7780】メニコン | 0.6%程度 | 優待あり |
【3563】スシローHD | 0.9%程度 | 優待あり |
【9843】ニトリHD | 0.7%程度 | 15年 |
【3087】ドトール・日レスホールディングス | 1.5%程度 | 2月優待株 |
アイカ工業 | 3.0%程度 | 10年連続増配 リーマンショックのときも減配せず |
【8439】東京センチュリー | 3.0%程度 | 18期連続増配ストップ |
【8423】みずほリース | 3.0%程度 | 19年連続増配 |
【8566】リコーリース | 2.0%程度 | 25年連続増配 上場以来増配 |
【8424】芙蓉総合リース | 2.8%程度 | 18年連続増配 |
【8793】NECキャピタルソリューション | 2.5%程度 | 3年連続増配 優待あり(カタログ) |
【8593】三菱UFJリース | 3.0%程度 | 21年連続増配 |
大手リース7社 | ||
【6304】小松製作所 | 4.0%程度 | 2年連続増配 配当性向40%以上 60%を超えない限り減配しない方針 |
【2124】JACリクルートメント | 3.0%程度 | 9年連続増配 |
日本郵政 | 3.5%程度 | - |
【3762】テクマトリックス | 1.0%程度 | 10年減配なし |
【2371】カカクコム | 1.8%程度 | 14期連続増配 |
【8252】丸井グループ | 2.5%程度 優待1.0%程度 | 7期連続増配 |
【7272】ヤマハ発動機 | 4.5%程度 | 6期連続増配 |
【3086】J.フロントリテイリング | 3.0%程度 | 9期連続増配 |
【2502】アサヒグループホールディング | 2.0%程度 | 12期連続増配 |
【2180】サニーサイドアップ | 0.4%程度 | |
【4182】三菱ガス化学 | 5.8%程度 | 10年減配なし |
【8570】イオンフィナンシャルサービス | 4.0%程度 | 25年減配なし |
【8697】JPX日本取引所グループ | 2.5%程度 | たびたび減配 |
【6078】バリューHR | 1.0%程度 | 6期連続増配 |
【4666】パーク24 | 2.6%程度 | 17期非減配 |
【2353】日本駐車場開発 | 3.0%程度 | 10期連続増配 |
【3844】コムチュア | 1.0%程度 | 15期連続増配 |
【6750】エレコム | 1.6%程度 | |
【4809】パラカ | 4.0%程度 | 9期連続増配 |
【7164】全国保証 | 3.0%程度 | 8期連続増配 |
【7921】TAKARA & COMPANY | 3.0%程度 | |
【7893】プロネクサス | 3.0%程度 | |
【9384】内外トランスライン | 3.0%程度 | 優待魅力 |
【9450】ファイバーゲート | 0.1%程度 | 優待年2回 |
【9787】イオンディライト | 2.0%程度 | 16期連続増配株 |
【AAPL】Apple | 2.0%程度 | 6年連続増配 配当性向25% |
【XOM】エクソンモービル | 4.0%程度 | 36年連続増配 |
まずは、年間90万円の配当金収入に向けて、淡々と積み上げていきます。
増配銘柄は、減配リスクが低いため、将来の家計収入を強固にしてくれます。
ではでは。
日本株の増配銘柄一覧です。
コード | 銘柄名 | 連続増配年数 | 配当性向 |
---|---|---|---|
4452 | 花王 | 30 | 39% |
8566 | リコーリース | 25 | 23% |
4967 | 小林製薬 | 23 | 28% |
7466 | SPK | 22 | 24% |
8593 | 三菱UFJリース | 21 | 32% |
4732 | ユー・エス・エス | 22 | 50.1% |
8425 | みずほリース | 19 | 22.7% |
9058 | トランコム | 19 | 20% |
9436 | 沖縄セルラー電話 | 19 | 40% |
2391 | プラネット | 18 | 64% |
8113 | ユニ・チャーム | 18 | 26% |
9433 | KDDI | 18 | 41.7% |
8439 | 東京センチュリー | 18 | 26% |
8424 | 芙蓉総合リース | 18 | 23% |
5947 | リンナイ | 18 | 23% |
9989 | サンドラッグ | 18 | 32% |
6869 | シスメックス | 17 | 36% |
2914 | 日本たばこ産業(JT) | 16 | 75% |
8876 | リログループ | 17 | 30% |
7504 | 高速 | 16 | 26% |
2449 | プラップジャパン | 16 | |
3844 | コムチュア | 15 | |
9787 | イオンディライト | 16 | |
7611 | ハイディ日高 | 15 | |
9037 | ハマキョウレックス | 14 | |
2371 | カカクコム | 14 | |
7613 | シークス | 13 | |
1973 | NECネッツ | 13 | |
3097 | 物語コーポレーション | 13 |
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